アメリカ代表の攻撃に移ります。
「エルゼちゃんは長打力はあるんだけど、基本的に出塁がメインになるんだよね~」
打順はシルエスカ姉妹の姉の方……エルゼ・シルエスカさんからのようです。
「過去のデータでもその傾向はありますね。白糸台で言うところの日葵さんと役割が同じです」
「そして2番のリンゼさんが確実に繋いでいく……か。この辺りも白糸台の佐倉姉妹と似通ってるね」
改めて聞くと、確かに佐倉姉妹とシルエスカ姉妹は似通っていますね。偶発的なものでしょうが、中々に面白い傾向です。ちなみにエルゼ・シルエスカさんが日葵さん、リンゼ・シルエスカさんが陽奈さんとタイプが似通っています。
カキーン!!
「あっ、打った!」
「外野の頭を抜けるスリーベースだね~」
足が速く、ミートもあり、長打力にも期待が出来るのは、紛れもなく1番打者に相応しいと言えるでしょう。
「……で、次はシルエスカ姉妹の妹の方だね。ここはスクイズで確実に点を取りに行くか、四球狙いで更にチャンスを繋ぐか……だよね」
ノーアウト三塁ですので、セオリー通りならいずみさんの言うようにスクイズか四死球狙いでしょう。
「それは恐らく洛山に留学する前のリンゼ・シルエスカさんでしょうね。洛山に留学した彼女は新たに長打力を身に付けた……という話を聞きます。ですので……」
カキーン!!
「えっ?初球から行った!?」
「……このように甘い球なら軽々とスタンドへと運ぶパワーを身に付けています」
これがリンゼ・シルエスカさんと陽奈さんの大きな違いでしょう。洛山へ留学した影響というのは凄まじいものです。
「嘘……。確かあの妹の方って去年のアメリカ代表メンバーの中で1番パワーがなかったって話なのに……」
いずみさんの言う通りリンゼ・シルエスカさんはかなり非力でしたが、洛山に入ってそれがある程度改善されました。
(私自身かなりパワーを付けてきたと思っていましたが、今日のこの光景を見るとまだまだ足りませんね……)
「……私も洛山に入っていれば和奈さんみたいなパワーが身に付いていたでしょうか」
「可能性は0じゃないよ~」
「あはは……」
私の呟きに対して非道さんは肯定的、和奈さんは苦笑い、そして朱里さんといずみさんが顔を青ざめていました。2人はどうしたのでしょうか?
『ゲームセット!!』
試合は10対3でアメリカ代表が韓国代表を相手にコールドゲームを決めました。
「~♪」
上杉さんの打ったホームランボールが和奈さんのグラブに収まって、和奈さんも機嫌が良さそうです。良かったですね。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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