最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 世界大会編26

試合は7回表。私達日本代表は3点のリードを維持し続けています。

 

(雷さんも慎重に打球の処理を行うようになりましたし、この世界大会は様々な成長が見受けられますね)

 

そして最終回のリリーフを任せられるのは朱里さんしかいません。

 

「3点差ありますので無理をせず、朱里さんの思うように投げてください」

 

「ん。了解」

 

朱里さんには気軽に投げるように言いますが、今の朱里さんはアドレナリンが出ているのか、勢い留まる事がありません。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

なのでこうしてオーストラリア代表の打線をきりきりまいとなっています。

 

(台湾代表を相手に投げた時よりも朱里さんの球が威力を増していますね。このキレは神童さんに匹敵します)

 

まぁ神童さんと朱里さんは投手としてのタイプが似ているようで違います。同じ存在には一生なれないでしょう。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

(まだストレートとストレートに見せた変化球しか見せていないにも関わらず、オーストラリア代表の打線を完全に抑え込んでいます。変化球はアメリカ代表を相手にするまでは温存という形を取るのでしょうか?)

 

(アメリカ代表が観に来ている事を考慮すれば、私の球種は極力温存したい……。もしも偽ストレートが通用しなくなったら投げざるを得ないけど、今のところは問題ないかな?)

 

しかしアメリカ代表が相手になると、ストレートに見せた変化球だけでは通用しないでしょう。特に朱里さんの対策を入念に行っている上杉さんには……。

 

(今はこうしてリリーフとしての採用に甘んじていますが、アメリカ代表との試合では上杉さんを相手のワンポイントにするのも視野ですね)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!ゲームセット!!』

 

「ふぅ……」

 

(よし……!現状はまだ偽ストレートでなんとかなる。願わくば次に当たる予定のキューバ代表にもこれが通用すれば良いんだけどね)

 

オーストラリア代表の打線も三者連続三振となり、2戦目も勝利です。

 

「やったやった!勝ったーっ!」

 

「一時はどうなるかと思っちゃった……」

 

雷さんのトンネルが切欠で起きた王さんのランニングホームランで敗色ムードでしたが、自身のミスを満塁ホームランでカバーしてチームの雰囲気を変えた……。今日の試合は中々に不思議な展開が起きましたね。

 

(こういうのも含めて野球……ですか)

 

最後の最後まで諦めずにバットを振り続けていれば、きっと何かが起こる……。そういった曖昧であやふやな現象は信じていませんが、雷さんの満塁ホームランからはそういった雰囲気が見受けられますね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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