最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 世界大会編27

二宮瑞希です。次の対戦相手となるチームの試合を観に来ています。まぁスコアを見る限り十中八九キューバ代表でしょう。

 

「しかし流石に優勝候補と騒がれるだけの実力はあるよね。アメリカ代表にも負けてない」

 

「そうですね。勢い……というべきでしょうか。それもアメリカ代表とは似て非なる別のものを感じます」

 

アメリカ代表とキューバ代表のチーム仕上がりは似ているようでどこか違います。そうなるように互いのチームの監督が育成しているのでしょう。

 

『ゲームセット!!』

 

蓋を開けてみれば10点差の4回コールドですね。重量打線です。

 

「キューバ代表は前の2試合も5回コールドで終わらせています」

 

「これって次に当たる私達も他人事じゃないよね?」

 

「そうですね。次の試合は十六夜さんを先発にぶつける予定ですが、正直厳しいものがあります」

 

かといって朱里さんをフルで使う訳にもいきません。朱里さんならキューバ代表を相手に投げても問題なさそうですが、アメリカ代表がその試合を観て対策されるのは良くないです。やはりリリーフ運用でしょうか。

 

「そうなってくると投手陣全員が力を合わせて投げ抜く……という形を取った方が良いのかな?」

 

「その辺りも監督と要相談ですね」

 

キューバ代表との試合は打ち合いを覚悟しなければならないでしょう。それでも私と監督の考えは変わらないと思います。

 

「二宮、この後ちょっと受けてもらっても良いかな?」

 

「投げ込みですか?」

 

「うん。私が台湾とオーストラリアを相手に投げた球が二宮の目線で通用するか見てほしい」

 

朱里さんから投げ込みの提案がきました。前の2戦で投げた球が通用するか、或いはしない時に備えたピッチング……という事でしょうか?朱里さんなりに危機感を感じている訳ですね。

 

(それに私としては朱里さんの新しい球種を見るチャンスですね)

 

「……わかりました」

 

まぁ私としては断る理由もないですし、投げ込みに付き合います。ですがその前に……。

 

 

グウゥゥゥ~。

 

 

「その前にどこかで食事にしましょうか」

 

「それもそうだね。でもどこで……?」

 

「軽く済ませるか、ガッツリと食べるかによって行く場所が変わってきますが、朱里さんはどうしますか?」

 

「そうだね……軽食で良いような気がするけど、アメリカの食事ってボリュームがある印象があるんだよね」

 

「それは偏見な気もしますが、まぁ強ち間違ってもいないと思いますよ」

 

腹の虫が煩いので、早いところ治めなければなりませんね。

 

「それにしても二宮がそうやってお腹を鳴らすのって意外だったなぁ……。なんか考えられないよ」

 

「そうですか?試合日はそれなりに整えていますが、完全オフの日なんかはこのように常にお腹がなっています」

 

しかしこれから隠密行動をする時はその前に食事をした方が良いですね。また1つ学びました。

 

「あれ……?朱里ちゃんと瑞希ちゃん?」

 

この声は風薙さんですね。アメリカまで来ていましたか……。

 

「やっぱり朱里ちゃんと瑞希ちゃんだ!」

 

「か、風薙さん!?」

 

≪彼方の知り合いですか?≫

 

≪日本人みたいだな≫

 

そしてお付きにはクリフ・ボストフ選手とエリー・ジータパーラー選手ですか……。ここにフロイスさんがいれば、『アメリカの4皇』と呼ばれた選手が集結する事になりますね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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