最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 世界大会編29

二宮瑞希です。軽く食事を取った後に、朱里さんの投げ込み練習に3人が同行しています。

 

≪ニノミヤは捕手なんだな?≫

 

≪瑞希ちゃんは凄いよ。数球だけ受けてもらった事があるけど、かなり投げやすいし、気持ち良い音で捕ってくれるんだ!≫

 

≪あの彼方の球を受ける程の実力者……となるとアメリカでも余りいませんでしたね≫

 

≪パトですらカナタの投げるナックルやドロップを時々逸らしてたからな……。本当に末恐ろしい≫

 

アメリカ代表の正捕手……パトリオ・パトリシアさんは強肩強打ではありますが、捕球方面にやや隙がある印象ですね。尤も正捕手にまで登り詰めているので、一定以上までには成長していますが……。

 

(それに比べて、私は捕球くらいしか彼女には勝てませんね……)

 

≪風薙さん達とパトリオさんは確か別のシニアだったって聞きましたけど、世界大会で同じチームとして共に戦ったんですか?≫

 

≪違う違う。私達アメリカのリトルシニアでは年に2回色々なシニアチームを集めて交流会をするんだ。交流会を通して全員が親密な関係になる事からアメリカのシニアチームは実質全員がチームメイトみたいなものさ≫

 

≪シルエスカ姉妹やウィラードともそこで交流を深めていますからね≫

 

国によって大会等のやり方は変わってきますね。各国が独自の方法で公式戦を行っているようです。私達日本が夏と秋に地区大会、夏と春に全国大会を開いているのも日本独自だそうです。

 

※この小説での設定です。

 

≪そろそろ投球練習を始めましょうか。時間は有限ですので……≫

 

≪……成程。改めて構えを見ると歴戦の捕手……という雰囲気はありますね≫

 

≪カナタの球を捕る程だからある薄々は予想してたけど、もしかしたら世界一の高校生捕手かもな≫

 

≪いえ、プロの中でもトップクラスでしょう≫

 

≪……過大評価を受けている気がするのですが?≫

 

全く……。私よりも優れている投手はいくらでもいるでしょう。それもこの広い世界の中では私は無数にある星の1つです。

 

 

ズバンッ!

 

 

≪速さはそこまで……か≫

 

≪でもオーストラリア代表の打線を抑えた時はもっと速かったよ?≫

 

≪ではあれは本来のストレートではないと言うのですか?≫

 

そういえば風薙さんは朱里さんのピッチングを試合会場で観ていましたね。

 

 

ズバンッ!

 

 

≪今のは……SFFか?≫

 

≪フォーク並の落差でしたね≫

 

≪あれはフォークと言っても過言じゃないよね≫

 

 

ズバンッ!

 

 

≪今のがフォークか……≫

 

≪先程のSFFと混ぜられると打つのは困難になりますね≫

 

≪しかもフォークもSFFもストレートに負けないくらい速かったから、これだけでもオーストラリア代表を抑える能力はあると思うよ≫

 

あの3人から朱里さんの評価が下されています。朱里さんは謙遜するでしょうが、これが朱里さんの正当な評価ですよ。

 

≪しかしこういうのを見てたらなんだか打ちたくなってくるんだよな≫

 

≪ボスは血気盛んですね≫

 

≪それがボストフの魅力だよ!≫

 

ボストフ選手が何やらウズウズしていますね。よく見ると風薙さんも同様です。

 

≪ハヤカワ、良かったら私達と1打席勝負をしないか?≫

 

そして流れるように、歴史に残りそうな勝負が始まろうとしています。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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