最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 世界大会編32

二宮瑞希です。アメリカでも前線で活躍しているお二方との1打席勝負は1勝1敗で終わりました。

 

≪皆、良い勝負だったよ!≫

 

勝敗はどうあれ、朱里さんの実力が改めてわからせれた勝負でした。

 

≪特に朱里ちゃんがボストフに投げた最後の1球……。あれは凄かったよ!あんなに下からホップする球はアメリカでも中々お目にかからないよ!≫

 

≪確かに凄い球でしたね。あれを初見でホームランにするボスはそれを上回るスラッガー……という事が証明されましたが≫

 

≪よせよ。さっきも言ったが、あれは完全に差し込まれた。まだ腕が痺れるんだ……≫

 

差し込まれてあの当たりはスラッガーという許容を越えている気がしますね。言っている本人も嫌味ではなく、本気で言っているのだとわかります。

 

≪それに急にアンダースローになったのも驚いた。それでいてあの球威は……≫

 

≪そうですね。アンダースローからのあの勢いはかつて世界に通ずるアンダースローの日本人投手を思い出しました≫

 

その日本人投手は恐らく朱里さんの母親……早川茜さんの事ですね。

 

≪ああ、思い出した!確かアカネ・ハヤカワだ。十数年前のWBCで世界一のアンダースロー投手と呼ばれた……≫

 

≪うんうん、同じ日本人としてもあの人のピッチングには私も心撃たれたものだよ!≫

 

茜さんのピッチングは彼女達にも伝わっているみたいですね。あれ程のアンダースローはアメリカでも中々いないのでしょう。

 

≪そして先程見せたハヤカワのアンダースロー……。貴女がアカネ・ハヤカワのご息女でしたか≫

 

≪なんと!よく見ると面影があるような……≫

 

≪瑞希ちゃんは知ってたんだよね?≫

 

≪そうですね。私の場合は色々と情報を集めた副産物として、早川茜さんを知りました≫

 

≪じ、情報って……?≫

 

≪当時の私は余り人を信用していませんでした。ですので私……私達の敵になりうる人物は排除しようと、色々な人の、色々な情報を掻き集めました。全ては大切な人を守る為に……≫

 

私にとって1番大切な人は和奈さんですね。あの頃に守れなかった……という気持ちもありますが、今の私になってからも変わらず接してくれた和奈さんを支えていきたい……。今の私はそう思っています。

 

≪……この話は止めだ。ニノミヤからしても踏み込んで良い内容でもないしな≫

 

≪助かります≫

 

ボストフ選手が話を切ってくれました。こういう気配りの出来る部分はリトルシニアでキャプテンを務めていた器の大きさからきているのでしょう。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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