最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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朱里「今回の番外編は二宮視点で物語が進みます」

遥「……という事は?」

朱里「私達の出番はないね」

遥「そんなーっ!!」

朱里「……あとはお願い二宮」

瑞希「……二宮瑞希です。この番外編では私が中心となるみたいです。入学編とあったので、この手の番外編は何話か続くみたいですので、暖かく見守ってくれると幸いです。では物語が始まります」


番外編 二宮瑞希の白糸台生活 入学編

二宮瑞希です。私は去る方のスカウトによって王者と呼ばれる白糸台高校に入学する事になりました。

 

(しかし私がここ数年勢いに乗って王者と呼ばれる白糸台高校にスカウトされるとは思いませんでした。他にも適任がいたとは思いますが……)

 

まぁスカウトされたからには3年間私なりに精一杯頑張るとしましょう。

 

「野球部へようこそ。私は主将を努めている神童だ。この白糸台は完全実力主義……。学年等は一切関係ないから、是非とも自分達の実力を発揮してくれ」

 

(彼女が王者という称号を入手した立役者と言われている神童裕菜さんですか……。変幻自在の変化球を操るとの事ですし、彼女も朱里さんと同じくリードのしがいがありますね)

 

しかし人口密度が凄いですね……。私が中学の頃に所属していた川越シニアも似たようなものですが、この白糸台も負けてはいませんね。

 

(私がスカウトした二宮瑞希も来ているな。彼女なら最短で1軍まで来るだろう。楽しみにしているぞ……)

 

……?今神童さんと目があったような気がしますね。気のせいでしょうか?

 

「では各自練習に取り組んでくれ!」

 

『おおっ!!』

 

流石、凄い熱気ですね。とりあえずランニングから始めますか……。

 

「あ、あの……」

 

「はい?」

 

「よ、良かったら一緒に練習しても良いかな……?」

 

「私は構いませんが」

 

「良かった……。1人だったら心細かったんだぁ。私は鋼香菜っていうんだ」

 

「二宮瑞希です」

 

「二宮さん……。瑞希ちゃんって呼んでも良い?」

 

「構いませんよ」

 

「これから3年間よろしくね!」

 

「3年間生き残れたら……ですがね」

 

白糸台高校は実力主義……。総部員数が三桁を越える上に、レギュラー20人を1軍、その下の30人を2軍、更にその下の50にを3軍……。この100人に満たない人間はそれ以外……と扱われると聞いた事があります。

 

(野球部を辞めて行った人達も多数……。100人に残れない人達が耐えられなくなって辞めた……という事でしょうね)

 

まぁ3年間コツコツとやっていきましょうか。地道にやっていけば問題ないでしょう。

 

(問題は何故わざわざ私をスカウトしたか……ですね)

 

誰が何の為に私をスカウトしたのかを確かめる為にもまずは1軍昇格を目指していきますかね。2年に上がる前に辿り着ければ上等でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「れ、練習キツかった~!」

 

「まぁ名門校みたいですし、これくらいはするでしょう。むしろ3軍にすら属していない私達新入部員の練習メニューはまだ楽な方です」

 

私の勝手な予想ではありますが、3軍、2軍、1軍と上がっていく度にハードな練習メニューを行っている事でしょう。

 

「でもここの寮は豪華だよね!」

 

「寮に関しては入学時に決められた寮を1年間過ごすみたいですね。学年が上がる度に2年寮、3年寮と場所を移す……と配られたパンフレットに書いてありました」

 

練習が終わり入寮すると、今日1日私とずっと練習をしていた鋼さんと同じ部屋になりました。どのように部屋割りを決めているのかも確認する必要があるみたいですね。

 

(……それよりも川越シニア出身の方々が他校にスカウトされたという話もありますし、今日はそれを確認して寝ましょう)

 

和奈さんが京都の洛山高校、いずみさんが東東京の藤和高校、亮子さんが埼玉の咲桜高校、はづきさんが埼玉の梁幽館高校……。かつての仲間達が散り散りになって、全国の舞台で再会……というのも熱い展開ではありますね。

 

(注目すべきは亮子さんとはづきさんのどちらが激戦区の埼玉の覇者になるか……。咲桜も梁幽館も屈指の名門校ですし、白糸台もてこずる相手になる事は間違いないでしょう)

 

「私は疲れたから、もう寝ようかな……。瑞希ちゃんは?」

 

「もうしばらく調べものをしようかと思います」

 

「じゃあ先に寝るね。おやすみ……」

 

鋼さんは倒れ込むようにベッドに入りました。寝息を立てるまでの速度が尋常じゃないですね……。

 

(他に優良そうな情報は……!)

 

私とした事が……見落としそうになりました。

 

(まさか朱里さんが埼玉県内に所属していたとは……。数々のスカウトを蹴って古豪の新越谷高校に入学していましたか……)

 

これは私も負けてはいられませんね。学年が上がるまでに……と思いましたが、撤回です。何がなんでも最短で1軍に入って朱里さんに負けないようにしなければなりません。

 

打倒、早川朱里……です!




朱里「……という事で二宮の視点から白糸台の風景をお送りした訳ですが」

瑞希「私も青いですね。闘争心を剥き出しにするとは……」

朱里「そういう問題じゃなくない?」

瑞希「……ところでこの番外編はまだ続くんですよね?」

朱里「そうみたいだね。次回は二宮の昇格やこの番外編で新たに登場した鋼さんのポジションなんかも公開されるみたい」

瑞希「ちなみにどれだけ続くんですか?」

朱里「一旦は全国大会の準々決勝まで続くみたいだね。この番外編は作者曰く本編が停滞した場合のもう1つの本編らしいよ」

瑞希「成程……」

朱里「二宮を中心に鋼さんや白糸台の人達の生活を描く物語……になりそうかな。話が進めば更に新しいキャラが登場するかも」

瑞希「まだ増えるんですか?これ以上増やせば作者も捌き切れないのでは?」

朱里「まぁ作者の度量次第かな」

遥「それでは今回のゲストは白糸台高校の二宮瑞希ちゃんでした!」

朱里「復活した」

瑞希「立ち直りの早さが雷轟さんの取り柄でしょう」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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