7点ビハインドでコールドゲームになろうとしていましたが十六夜さんの四球、いずみさんの安打、朝海さんのセーフティスクイズのお陰でコールド負けを回避しました。
「ナイスランです!」
「ありがとっ☆」
「で、でもなんであんな思い切った事が出来たんでしょうか?」
「それが朝海……というか三森3姉妹の特徴だからね。足の速さに絶対的な自信があり、それを守備にも活かしてくる」
三森3姉妹は足の速さを走塁にはもちろんの事、守備にもそれを実践してきます。それは雷さんのような無謀な突進ではなく、長年の積み重ねやグラウンドの状況把握でそれをやってのけています。
(純粋な走力や守備範囲なら静華さんや黒江さんが上回りますが、あの姉妹にはあの姉妹にしか出来ない事をやっていますからね。静華さんと黒江さんにも差別化は可能となります)
「……とりあえずコールドゲームにならずに済みましたね」
「そうだね」
その後の打線が繋がり、追加で2点獲得。これで射程圏内に収まりましたね。
『アウト!チェンジ!!』
「あと4点だね……」
「逆転までを考えると5点以上ですね。10点も取られた分、日本代表の打線をキューバ代表に見せ付けておきましょう」
『おおっ!!』
(彼女達を見るとそれ以上の成果をあげそうですね。本来なら現実味がない、残りのイニングを考えると絶望的な点差なんですが……)
今の日本代表ならその心配も必要ないでしょう。あとはこちらが追加点を取られないようにするだけなのですが……。
「早川さん、このイニングからお願いしても良いかしら?」
(どうやら監督も私と同じ事を考えていたみたいですね)
継投リレーでキューバ代表の打線を凌いでいますが、それにも限界があります。そんな強力打線を抑えられるのは朱里さんしかいません。
「……わかりました。任せてください」
今の朱里さんはジータパーラー選手とボストフ選手との勝負の経験値がそのまま実践に活きてくるでしょう。
ズバンッ!
『ストライク!バッターアウト!!』
5回裏。キューバ代表の打線を三者連続三振。キューバ代表の打線は非常に強力なものですが、今の朱里さんには及びませんね。あとは私達が逆転するだけです。
(そしてここまで朱里さんが投げているのは全てストレートに見せた変化球……。媒体となっている変化球をバラバラに散らしているとは言え、渡辺さんも、一色さんも、十六夜さんも打たれたキューバ代表の打線をきりきりまいに出来るとなると、アメリカ代表との試合は……)
アメリカ代表との試合の準備は試合が終わってからにしましょう。今はこちらの攻撃に集中しなければなりません。なんせまだ4点リードされているのですから……!
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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