最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 世界大会編65

二宮瑞希です。シニアリーグの世界大会が終わり、明日日本へと帰国します。

 

ちなみにMVPはいずみさんでした。アメリカ代表との試合だけを見れば朱里さんがMVPなのですが、これまでの試合も含めて1番活躍が多かったのはいずみさんなので、妥当な人選ですね。

 

(日本に帰ったら何をしましょうか……)

 

まずは来年高校1年生になる有力選手達のチェックでしょうか。白糸台にも即戦力級の選手は入ってきますが、全都道府県に集まる有力選手達を調べ尽くす必要がありそうですね。

 

 

ブーッ!ブーッ!

 

 

あれこれ考えていると、スマホのバイブが鳴りました。バイブの音的に電話ですね。

 

「はい」

 

『瑞希?今時間大丈夫?』

 

「……構いませんよ。どうしましたか?」

 

電話の相手は黒羽紗菜さん。白糸台のマネージャーの1人ですね。1~3軍(特に2、3軍)の面倒を風音さんと一緒に見てくださっているので、私の負担が大きく減って助かっています。

 

『まずは日本代表の優勝おめでとう。テレビで観てたけど、凄い戦いだったよ』

 

「ありがとうございます」

 

まぁ後半は朱里さんに頼りっぱなしでしたが……。

 

『それと明後日からの日程だけど……』

 

「新1年生の部員が体験入部に来る日ですね?」

 

『うん。体験入部で来る人数が20人。この20人は全員スカウトで採った人達だね』

 

11月~2月の間に私、紗菜さん、風音さんで各都道府県の有力選手のスカウトへと行きました。明後日から来る20人の新1年生は一足早く白糸台高校野球部を経験してもらいましょう。それよりも……。

 

「特に彼女についてはギリギリまで迷っていました。色好い返事がもらえると良いのですが……」

 

『……今日はそれについて瑞希に電話したんだ。彼女、ウチに来てくれるってさ』

 

「……それは本当ですか?」

 

『本人もギリギリまで迷ってすみません……って謝罪してたよ』

 

「それについては仕方がありません。中学時代の先輩の助けになりたい……と言っていた中でのスカウトでしたから……」

 

むしろOKをもらえた事に驚きました。

 

『……それにしても瑞希がそこまで気に掛ける子なんて珍しいよね。ガールズじゃなくて中学野球部出身で、その野球部も4、5年くらいは1回戦負けが続くようなところなのに……』

 

確かに全国でもトップクラスの白糸台高校に実績の低い選手は余り入らないのですが……。

 

「……実績は関係ありませんよ。今では新井さんと肩を並べるエースにまで成長した香菜さんも野球部の実績はありませんでした」

 

『そういやそうだったね。という事は彼女にも香菜さんのような潜在的能力が……?』

 

「まぁ可能性は0ではないでしょう。彼女は中学3年時に捕手へと転向し、捕手としてのセンスも発揮されつつあります」

 

そんな彼女を採れた事は大きいでしょう。

 

『……もしかして彼女を瑞希の後釜に仕立てあげようとしてる?それは不可能じゃない?』

 

「私の後釜になるのは難しい事ではないでしょう?それに彼女は彼女の良さを引き出させる投手の存在があれば尚良しです」

 

『それをスカウト組の中から見付ける……と?』

 

「彼女と組ませる投手の目星は付いています。4月からは無理でも、秋からは彼女とその相方が白糸台野球部新1年生の中心になるでしょう」

 

『……瑞希の予言はなんか絶妙に当たる気がするんだよね』

 

「予言ではなく確信……ですよ」

 

『じゃあ彼女とその相方については瑞希達に任せても良い?』

 

「もちろんです。その為のプランを今から練っていますから」

 

『相変わらず規格外な……。わかったよ。あとの子達については私と風音で色々考えとく』

 

「ありがとうございます紗菜さん。風音さんにもよろしく言っておいてください」

 

そうして紗菜さんとの通話を終了します。それにしても彼女が入ってくれたのはかなり大きいですね。

 

(渡邉詩織……。武田さんと同じ松原中学出身で、武田さんのいる新越谷に入るかどうかをギリギリまで迷っていたようですが、それでも白糸台に入る事を決断してくれました)

 

渡邉さんに関しては夏頃から私がスカウトに行って、色々と話しました。武田さんの決め球を当時誰も捕れなかった事を悔やみ、捕手としての才を開花させた選手……。その類いまれなるセンスは白糸台で更に広げていってほしい……と思いましたね。もしも新越谷に行ったとしたら、山崎さんと切磋琢磨するような結果になっていたでしょう。

 

(……そういえば新越谷には藍さんが入学するんでしたね)

 

藍さんは朱里さんを尊敬していて、捕手としてのセンスが高い。そして渡邉さんは武田さんに尊敬の念を抱いている様子で、もしかしたら新越谷で山崎さんに負けない捕手として君臨していた可能性がある……。藍さんと渡邉さんは経緯やリスペクトしている相手こそは違えど、本質は似た捕手なんでしょうね。2人共内野手も守れるみたいですし……。

 

(そんな渡邉さんと組ませる投手は……東川口ガールズのエースで、県ベスト4まで進ませた斎藤小町さんにしましょうか)

 

何故だかこの2人は同じ高校に入りそうな……そんな予感がしていたので、丁度良いでしょう。この斎藤さんを神童さんや新井さんに負けないようなエース投手に育ててみるのも悪くないですね。

 

(何れにせよ明後日……顔合わせの日が楽しみですね)

 

私は紗菜さんからの報告をスマホのメモ帳にまとめて、帰国の準備に取り掛かりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『渡邉 詩織』(捕手・遊撃手) 白糸台入学決定

 

『斎藤 小町』(投手) 白糸台入学決定

 

2人のバッテリー結成予定。目標……夏までに達成予定




瑞希「次回から番外編でも進級する訳ですが……」

朱里「どうしたの?」

瑞希「『二宮瑞希の白糸台生活』はここで一時休載とさせていただきます」

朱里「また急に……。まぁキリが良いからね。丁度良いね」

瑞希「『二宮瑞希の白糸台生活』の執筆再開は球詠の最新刊発売日の翌日以降になるでしょう」

朱里「それまではどうするの?遂に連続更新ストップ?」

瑞希「ここから先は別の番外編が後を継ぎます」

朱里「別の番外編っていうと……」

瑞希「翌日以降は『清本和奈の洛山生活』の執筆になります」

和奈「えっ……?ええっ!?き、聞いてないよそんなの!」

朱里(だから清本がこの後書きにいたのか……)

瑞希「他に継続出来そうな番外編がないので、仕方がありません。なるべく引っ張ってくださいね?」

和奈「うう……。み、瑞希ちゃんのお願いだから頑張るよ……。この話が投稿される翌日には、『清本和奈の洛山生活』の続きが投稿されていると思います」

瑞希「もしも投稿されていなければ……そういう事です」

朱里「どういう事なの……?」

瑞希「何なら先に和奈さんの番外編を先に完結させても構いませんよ?」

和奈「そ、それはどうなんだろう……?」

朱里「ちなみに二宮の番外編は今何話までいったの?」

瑞希「番外編開始が総合25話目で、この話が総合279話目になりますので、254話になるでしょうか」

和奈「わ、私の番外編は半分もいかないんじゃないかなぁ……」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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