最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目春⑬

1回裏。清澄の守備陣……特にセンターラインに気を付けましょう。

 

 

カンッ!

 

 

言った側から、日葵さんが初球打ちですね。打球は三塁線を抜ける長打コースです。

 

「ナイバッチナイバッチー!」

 

「よーし!続け続けーっ!」

 

日葵さんはツーベース。続けて陽奈さんの打順ですね。

 

(しかしもしもサードに入っていたのが鏑木さんだったら、今の打球は捕られてましたね)

 

そういう意味では、まだまだ安心が出来ません。夢乃さんの投球も気掛かりですしね。

 

 

コンッ。

 

 

陽奈さんはこちらの攻撃ルーティーンと同じように、バントで日葵さんを送る動きですね。打球は力なくキャッチャー前に転がっています。

 

「…………!」

 

しかし宮永さんは打球を捕って、サードへと送球しました。こちらの動きをよく理解していますね。

 

『セーフ!』

 

「マジか。何の躊躇いもなく、サードに投げたぞ……」

 

「日葵さんの生還を警戒していますね。佐倉姉妹の動きとしては日葵さんが出塁して、陽奈さんが日葵さんを還す動き……。対策を練るのは決して難しくありません」

 

問題になるのはここから……。次からは1年生部員が続きますからね。

 

「…………」

 

「まずは3番の渡邉だな。1年生の中だと、1番の成長株だと睨んでいるが……」

 

「清澄の守備がどう動くか……ですね。渡邉さんなら最適解を示すと思いますが、清澄の守備はそれを越えてきます」

 

手堅くスクイズで1点を取っておきたいところではありますが、果たして……。

 

 

コンッ!

 

 

「初球スクイズ!」

 

打球は三塁線へと強いスクイズ。あわよくば自身も生き残ろう……というスクイズですね。

 

『セーフ!』

 

スクイズを警戒していた守備シフトですが、なんとかセーブになりましたね。日葵は無事に生還です。

 

「先制点GET~♪」

 

「ナイスランデース!」

 

とりあえずこちらが先制しましたね。この1点は大切にしたいところです。

 

「渡邉は安定した結果を残したが、他の3人は同じように行くかな……?」

 

ワンアウト二塁。ライナーを逆手に取る守備が特徴でもある清澄ですからね。一塁を埋めないようにするのがベストですね。

 

 

カキーン!!

 

 

4番の新宮寺さんが大きな当たりを打ちました。その打球はそのままセンタースタンドへと叩き込んでホームランです。

 

「えっ?追加で2点取っちゃったよ……?」

 

「そうですね」

 

「新宮寺が規格外なのは理解出来るが、それを差し引いてもあの投手は不用意に行き過ぎたな」

 

「そうですね」

 

夢乃さんは恐らく初心者……というよりは初心者の壁を越え切れていない感じがします。

 

(私がデータで見た夢乃マホさんならば、時々こちらの想像を大きく越えてくる1球を投げます。それをこの目で見ておきたいのですが……)

 

データによれば、その球は十数球に1度しか投げられないみたいですね。白糸台の打線と清澄の守備を考えると、見たい球が見られるのはは試合中に3、4度くらいと考えるべきでしょう。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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