最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目春⑰

『ゲームセット!!』

 

二宮瑞希です。清澄高校との激闘が終わりました。

 

「なんとか勝てたか……」

 

「なーんか白糸台らしからぬ試合だったよねー」

 

試合結果は8対12……。この結果はどちらかと言えば洛山のような打ち合いを制したものですね。

 

(まぁ双方共に試すべき事を試した結果……と考えるべきでしょう。夢乃さんについても色々と知る事が出来たので、私としては上々です)

 

そして私の知る限りで1番の強打者が宮永さんだという事もわかりました。流石は朱里さんから完勝した実力の持ち主です。

 

「斎藤も一発病を除けば、そこまで悪くないピッチングだ。後半少し打たれたが、それでも全国準優勝チームを相手に健闘した方だろう」

 

「……ありがとう、ございます」

 

確かに一発病さえ発動しなければ完封していましたので、実質7イニングを無失点で抑えたのと同義です。

 

「渡邉と鍋墨は要所でキチンと自分の役割を果たしていたな。守備方面も渡邉は無難なリードで、鍋墨は広めの守備範囲でそれぞれ貢献していた……。この調子で頼むぞ」

 

「「はいっ!!」」

 

渡邉さんと鍋墨さんはほしいところで理想のプレーをしてくれるので、今後の成長も期待が出来ます。

 

「そして今日の試合のMVPは間違いなく新宮寺だろう。打って良し、守って良しの即戦力だ。守備も打撃も積極性が見えて良かったぞ。それくらい貪欲でなければ、1年生でレギュラーを取るのは難しい……。その積極性を忘れずに、今後も励んでくれ」

 

「ありがとうございますっ!」

 

そして新宮寺さんは最早言うまでもなし……ですね。この調子で上級生を越えるプレーを見せてくださいね?

 

「………っ!」

 

「…………」

 

(斎藤さんについては他3人と差を付けられた感じですね。このままでは2軍落ちは必至でしょうが……)

 

このまま2軍へ逃がす訳にはいきません。斎藤さんには1軍で荒療治を受けてもらいます。それでもしも一発病が治らないようなら……1軍で飼い殺しにしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習試合から数日。今日は毎月恒例になった所属軍の発表日ですね。

 

「それじゃあ1軍の20人を呼んでいくぞー」

 

「…………」

 

監督にも進言しておきましたし、斎藤さんの育成プランを練ってきました。早速実行に移りましょうか……。

 

「まずは……」

 

1人、また1人と呼ばれ、19人まで呼び終えました。新宮寺さんは13番、渡邉さんは14番、鍋墨さんは17番でした。

 

「最後20番……斎藤小町!」

 

「えっ……」

 

斎藤さん本人は自分の名前を呼ばれて困惑していました。2軍落ちを覚悟していたところに対して呼ばれたので、呆気に取られている事でしょう。

 

「どうしたー?斎藤小町はいないのかー?」

 

「えっ?は、はいっ!」

 

斎藤さんの白糸台での野球はまだまだ始まったばかりです。心が折れて野球を辞めないように頑張ってくださいね?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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