最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目春23

二宮瑞希です。斎藤さんの荒療治企画から1週間程が経過しました。斎藤さんは強打者に対しては真っ向にど真ん中のストレートで勝負するという新井さんみたいなスタイルを身に付ける事で、一発病の克服を試みるようになりました。

 

 

カキーン!!

 

 

まぁ相も変わらず斎藤さんは1軍の選手達にホームランを量産されていますが……。

 

「良い球を投げるようになったが、格上相手にど真ん中のストレートで行くにはまだまだ球威もキレも足りん。まずは体幹を強化しろ!」

 

「はい……!」

 

投手方面のアドバイスは新井さんに一任していますが、このままでは第2の新井さんが誕生しかねないですね。それが斎藤さんにとって良い方向に向かっているのかどうか……。

 

 

カキーン!!

 

 

「まぁコマチも良い球投げるようになったけど、まだまだ甘いねー。まぁ及第点くらいはあるんじゃないー?」

 

「ありがとうございます……!」

 

1軍選手の中でも新井さんと同じくらいに協力的なのが大星さんです。あの1打席勝負で何か思うところがあったのでしょう。

 

「大星は1軍の選手には懐きやすいからな。その中でも斎藤や新宮寺のような素直な選手は特にベタベタしてるイメージがある」

 

「その2人は大星さんを叱責するようなタイプには見えませんからね」

 

渡邉さんは強かな印象がありますし、隙あらばこちらの技術を吸収しようと試みている節が見受けられます。この白糸台で長きに生き残るにあたって、必要な人材ですね。

 

「まぁ渡邉は捕手をやっているからなのか引っ張っていく印象もあるし、引っ張られるのを嫌ってる大星からすればやりにくいのも仕方がない。それでも実力が本物なら絡んでくるがな」

 

それはそうですね。私も選手達を引っ張るような存在になれば、大星さんにダル絡みされずに済むでしょうか……?

 

「むぅ……。それじゃ私が一流選手なら誰にでも尻尾を振る人間みたいじゃん!」

 

「少なくとも1年の時はそう思っていたがな……」

 

「失礼な!私がそんな尻軽に見える?」

 

「見えるか見えないかで言えば見えますね」

 

しかしそんな大星さんでも進んで近寄ろうとしない選手が1人いましたね……。

 

「1軍にも気にくわない存在はいるよー!例えば1年生のナベスミアヤコ……だっけ?」

 

「何故フルネーム……?」

 

大星さんは鍋墨さんを余り良く思っていないそうです。鍋墨さんですか……。

 

「鍋墨か……。周りからの評判は世渡り上手……って言葉が似合うだろうな」

 

「2軍3軍間の選手達に愛想の良い顔をして、この1軍昇格もスカウトされた人達を除けば歴代で最速ですね」

 

(ちなみに私の知る限りの歴代最速の1軍昇格者は二宮だがな……)

 

しかし鍋墨さんの場合はそれだけじゃなく、白糸台の野球部部員の中でただ1人、『白糸台高校の野球部の実績を知らない人間』に該当します。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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