最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

304 / 1797
番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目地獄の合宿①

二宮瑞希です。4月も終わりに近付き、世間で言うところのGWを迎えようとしています。

 

部室に入ると、一通の封筒が物々しく置かれていました。何やら面倒事の匂いがしますね……。

 

(ひとまずあの封筒は新井さんに対処してもらいましょう)

 

気にならない訳ではないですが『好奇心は猫を殺す』という事もあるので、下手に関わりません。『君子、危うきに近寄らず』ですね。

 

「うわっ……」

 

新井さんが部室に入るなり、封筒を見付けて溜め息を吐いていました。新井さんも面倒事だと察知していますね。

 

「出来るならあの封筒は中身を見ずに燃やしてしまいたいところだが、万が一に白糸台にとっての重要書類が入っていたらと考えると……!」

 

新井さんを見ると、とても葛藤しているようです。燃やすのは中身を見てからでも遅くはないですよ?

 

「……二宮。これは燃やすべきだと思うか?」

 

未だに葛藤し続けている新井さんは私に意見を求めます。新井さんにとって封筒の処分は焼却1択のようですね。

 

「まぁ中身を見てからでも良いでしょう。重要書類でなければ、燃やしても良いかと」

 

「そうだよなぁ……。開けるか」

 

封筒を開封し、新井さんは書かれている内容を読み始めました。

 

「何々……?『白糸台高校の諸君を我が洛山高校の地獄の合同合宿に招待する。自信がある者、強くなりたい者、己を変えたい者、無謀者、死に急ぎたい者はこの地獄に来られたし!』?要するに合同合宿の誘いか……」

 

内容は洛山が主宰とする合宿の誘いのようですね。内容からして、もう2、3校にも同じ封筒を送っていそうです。

 

「先着5人か……。どうする?」

 

(この合同合宿に今の洛山が危険視している高校にもあの封筒を送っている……と考えて良さそうですね。洛山にとって警戒を強めている高校は……)

 

2校に絞るなら、あそことあそこですね。それなら私は参加にしましょう。

 

「1人目は私が行きましょう。自分自身の成長の為にも……」

 

今言った理由も決して間違ではありません。足りない部分を補う良い機会です。

 

「1人目は二宮か……。1年生は参加させた方が良いのか?」

 

新井さんが1年生にも参加させるかと訊いています。確かに今後の事を考えると斎藤さんと渡邉さんは参加させた方が良さそうですし、新宮寺さんや鍋墨さんは地獄の合宿を乗り越えそうな雰囲気を感じますが……。

 

「……いえ。1年生からは選ばないでおきましょう。私の方からあと4人を選んでおきます」

 

「わかった。任せるよ」

 

という事なので私は4人の許可を取って、それぞれの名前を記入しました。

 

(鋼香菜、佐倉陽奈、佐倉日葵、テナー・バンガード……っと。私の名前を含めて、これで5人です)

 

あとは合宿の準備をするだけです。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。