最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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朱里「はーい。じゃあ本編も過去編も無事に完結したし、ここからは番外編の執筆も作者は頑張っていくよー」

瑞希「この番外編もかなり執筆が久し振りとなりますね」

朱里「最後に書いたのが2021年の4月だから、雑踏1年と9ヶ月ぶりだね」

瑞希「本編の執筆で忙しかったらしいですからね」


番外編 二宮瑞希の白糸台生活 試合観戦編①

二宮瑞希です。今日の1軍練習は自由練習なので、私は出掛ける予定なのですが……。

 

「どこか行くのか?」

 

白糸台の主将を努める神童裕菜さんに声を掛けられました。まぁ別段困る事は特にありませんが……。

 

「今日は自由練習の日ですので、オフにして練習試合を観に行きます」

 

「ほう?」

 

(二宮が足を運んで観戦に行く試合か……。興味あるな)

 

「私も着いて行って良いか?」

 

「構いませんが……」

 

なんと神童さんが同行する事になりました。しかし……。

 

「本日の1軍は自由練習とはいえ、指示出しはどうするのです?」

 

「そうだな……。九十九」

 

「はいな」

 

神童さんが呼んだのは九十九空さん。2年生の先輩で、選ばれし数字の選手達(ナンバーズ)と呼ばれていた選手(何故か私もそこに該当しますが……)の1人。横浜シニア出身の選手ですね。去年の夏からレギュラーを張っている実力者でもあります。

 

「今日の1軍の面倒を見てもらえるか?」

 

「それは良いっすけど、新井とかの方が良いんじゃないですか?」

 

「新井は次期主将候補だが、今後の事を考えると今は選手として頑張ってもらいたい。その点九十九なら任せられるさ」

 

「まぁ自分の立ち位置的に妥当な役割か……。わかりましたよ。新井の監視も兼ねてるんでしょ?」

 

「おまえの察しの良さに感心するよ。じゃあ頼んだぞ」

 

「うーっす」

 

九十九さんは気だるげな態度ではありますが、実力は本物ですね。神童さんからの信頼も厚いです。キャプテン気質ではありませんがサポーターとしてはかなり優秀で、私も見習わなくてはなりません。

 

「じゃあ私服に着替えて行こうか」

 

「はい」

 

なるべく動きやすい格好に着替えて出発です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達の行き先は朱里さんが通っている新越谷高校。今日は柳川大附属川越高校……通称柳大川越と練習試合を行っています。

 

「私が無理に着いて来てる訳だし、自分の分の交通費くらいは出すんだがなぁ……」

 

「県外ともなると、それなりに交通費は掛かります。私のわがままでもありますので、ここは出させてください」

 

「まぁ……二宮がそれで良いなら、別に良いが……」

 

(あとで学校側に請求しておくか)

 

ちなみに私自身の分は西東京から埼玉までの往復定期券半年分を購入しています。距離が距離なのでかなりの額になりましたが、ある筋から頂いたお金でなんとか買えました。

 

「それで?こうしてわざわざ埼玉まで行くんだ。おまえが気にしている相手がいるのだろう?」

 

「……そうですね。私がリトルシニアで6年間バッテリーを組んでいた投手が今から向かう新越谷高校にいます」

 

「新越谷高校か……。確か去年に不祥事を起こして、野球部が停部になっている所だっけか?古豪という印象はあるが、実際に二宮から見てウチの脅威になりうるのか?」

 

「今から行われる練習試合を見てみない事には何とも言えませんが、先程言ったバッテリーを組んでいた投手1人でもかなり脅威的だと思います」

 

「そうか……。ちなみにその投手と私……どちらが投手として格上なんだ?」

 

ふと神童さんからそんな質問が飛んできました。朱里さんは確かにシニアでは最強の投手でしたが……。

 

「……現時点では神童さんの方が圧倒的に格上でしょう。しかし今後の成長も考えると、追い抜かれる可能性は十二分にあります」

 

「成程な……」

 

(二宮にここまで言わせる投手とはな……。早川朱里……か。実際に私達の脅威になる存在ならば、出来るだけ多くのデータを得たいところだ)

 

これは私の正直な意見です。確かに朱里さんはシニア最強の投手とまで言われていましたが、それは所詮シニア(中学)レベル……。高校野球というシニアの1つ上の段階でしっかりと練習を積み重ねてきた神童さんとは比べるまでもないでしょう。

 

(朱里さんがシニア最強の投手なら、神童さんは女子高校野球で最強の投手になりますね)

 

男子選手と比べてもかなりの実力者でしょう。白糸台の春夏4連覇に貢献している選手はレベルが違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「試合開始前の整列……。ギリギリ間に合いましたね」

 

「そうだな。二宮がシニア最強の投手と認めた早川朱里がいるチーム……。今後の参考にさせてもらうか」

 

試合時間のギリギリになってしまいましたね。間に合って良かったです。

 

(朱里さんがいる新越谷高校野球部の総合力……この試合で必ず計らせてもらいます)

 

そして早め早めの対策をしていきましょう。




瑞希「今回はここまでですね」

朱里「滅茶苦茶良いところで切るじゃん……。確か柳大川越との試合前だよねこれ?」

瑞希「尺の都合上、キリが良いのが丁度この場面だったのです。仕方がありませんよ」

朱里「次回は……?」

瑞希「新越谷と柳大川越との試合を私と神童さんの視点でお送りします」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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