4回が終わりました。夢城さんも奮闘あり、私達の4点リードは変わりません。
(しかし流れが良くない方向へと行っているのも確か……。何かしら手を打っておいた方が良さそうですね)
「む?どうしたどうした?我が洛山代表者と黒獅子重工の混合チームが負けているではないか!」
「雷轟やバンガード、上杉みたいな選手がいるからな……。3校混合チームの方が洛山と黒獅子重工の3軍達よりも数段強力なのは間違いない」
これからのプランを考えていると、聞き覚えのある声が聞こえました。
「今日はありがとうございます~」
「なに、洛山恒例の地獄の合宿に初参加の新越谷と遠前の連中がどのようにして練習に励んでいるのかを見に来たのだよ!」
「この島に来るのは高1以来だが、島の雰囲気もそんなに変わってないな」
やってきたのは神童さんと大豪月さんですね。相も変わらず貫禄のあるお二方です。
「よく来たな2人共!大豪月の方は次のイニングから入ってもらうが、構わないか?」
「ウム!無論、入らせてもらう!」
どうやら大豪月さんは5回から合流のようですね。流れを完全に手繰り寄せようとしています。
「私は今日のところは見学だ。後輩達の頑張りと活躍を見させてもらおう」
神童さんの方は私達の側に付いて応援するみたいです。白糸台の選手達は張り切ろうとしていますね。
「神童さん、お久し振りです。卒業式以来ですね」
「まぁ卒業後は大豪月と行動していたからな。自分磨きに部員集めと、白糸台にいた頃とは全く違う大学生活を過ごしているよ」
それはそうでしょうね。白糸台では精鋭も精鋭が100人以上もいましたから……。そして大学の方ではまさかの部員集めからですので、環境は天と地の差があるでしょう。
「お二人が通っている仏契大学の部員集めはどうなってますか?」
「……どうにも大豪月が言うには根性のある奴がいないとの事でな。部員の方は私と大豪月を含めてまだ3人しかいない」
神童さんもそうですが、大豪月さんの理想はかなり高そうですね。むしろそんな2人に張り合えるその1人を褒め称えるべきでは?
「大学の方も人口がかなり少ないからか、大豪月はすっかり大学の中心人物だよ。大学名も改名するくらいだ」
「か、改名……?」
「そうだ。まぁ改名とは言っても、読み方を変えただけだがな」
私達が行く予定の大学は仏契大学……。元はこれで『ぶつけい』と読んでいたそうですが、大豪月さんによって『ぶっちぎり』と読むようになったそうです。社長とも縁があるように、大豪月さんはかなりの権力を持ち合わせているようですね。
『アウト!チェンジ!!』
5回表も夢城さんは無得点です。このまま逃げ切れるでしょうか……。
「さぁ……。いよいよ私の出番だ!!」
今度はあの重鎮から如何に打つかを考える必要があるみたいです。本当に不味い展開になりましたね。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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