二宮瑞希です。合宿3日目。午前4時に起床です。
「今日から新しい練習メニューを導入する。それによって練習順も変えていくぞ」
新しい修練を入れるにつれ、練習する順番が変わるようです。最初にやるのは人間輓馬のようですね。
「ふぬぬ……!相変わらず結構キツいよねこれ」
「そう……だね。でも洛山の人達は、毎年こんな練習を、してるんだ……!」
「だから、洛山の人達は、あんなにスルスルと進んで行ってるんだね……!」
先頭に大豪月さん、非道さん、黛さん、和奈さんの4人がスムーズに進み、私達と同じく初参加の三森姉妹とシルエスカ姉妹も段々と進むスピードを上げています。適応力が高いですね。
人間輓馬を終えた後、私達はロープ登りからの鯉のぼりを乗り切り、私達は流れの強い滝の前で待機しています。
「さて、地獄の練習基礎編はこの項目で最後だ。その名も『滝登り』!名前の通り、荒れ狂う滝を登ってもらう」
練習内容は至ってシンプルですが、シンプルが故にハードルがかなり高いですね。
「ど、どうやってこの流れる勢いが強い滝を登るんですか?」
「この滝は特別に岩肌が露出していてな……。それを利用して、ロッククライミングの要領で昇るのだ!」
勢い良く流れる滝がプラスされたロッククライミングですか……。
「フハハハハ!この程度、軽い軽い!」
「お先に~」
「し、失礼します……」
「さ、先に行かせてもらうね?」
人間輓馬で先頭に進んでいた4人が悠々と登っていました。危険という気持ちを忘れた方が、やりやすそうですね……。
「よーし!私達も負けてられないよ!」
「この程度で根を上げる程、ヤワに育ってないデース!」
「この修練を乗り切らなければ、特別練習メニューも乗り切る事が出来ない……。苦戦している暇はないわ」
続けて雷轟さん、上杉さん、バンガードさんのスラッガー3人が登り始めます。バンガードさんが登り始めた事ですし、私達も続きましょうか。
「あはは!楽しーい!」
「日葵、危ないわよ!」
日葵さんはこの滝登りをアスレチックと勘違いしている節がありますね。まぁ危険だという事を忘れるのは良い事かも知れません。
「……まぁここで足踏みしても仕方ないですし、早めに終わらせてしまいましょう」
「そ、そうだよね!」
私達の下で残った人達も登り始めていました。私達を見てコツを掴んだと言うべきでしょうか……。見事なものです。
『はぁはぁ……』
滝を登り切った私達ですが、半数以上が息を切らして倒れています。
「なんだなんだ?まだ今日の練習は半分も終わってないぞ?」
「ぐったりしてますね~」
「普通なら、脱落者が続出しても可笑しくない、練習の数々でしたから……」
「や、やっぱりこれって異常な練習……だよね?」
例の4人はピンピンしていました。この地獄の合宿で体力が着いたのでしょうか?特に和奈さんは昨年夏頃の面影がほとんどなくなっています。
「洛山恒例の地獄の合宿……。中々にハードですね」
「やっている内容はともかく、確実に身体能力は跳ね上がるでしょうね」
夢城さんとそのような会話をしつつ、合宿の成果は確実に身体に出つつありますね。
「ご苦労だったな!30分後から昼休憩までの間は球場で野球の練習に入る!特別メニューを施した連中にはその間にも練習を進めてもらうぞ!!」
練習メニューA、U、Sの3人は個人練もあるので、私達よりもハードでしょう。頑張ってください。
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