最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目地獄の合宿31

2回裏。この回は6番から始まります。

 

「姉さん達、ちょっと……」

 

「「夜子……?」」

 

夜子さんが姉2人に何やら耳打ちをしていますね。黛さんの攻略方法でも見付けたのでしょうか?

 

「それにしても黛さんのあのカーブ……どんな原理で2段変化してるんだろう?」

 

確かに黛さんの投げるカーブは摩訶不思議に見えるでしょう。。見えますが、仕組みはある程度は推測出来ます。 

 

「……私の推測ですが、黛さんの指の力にあると思います」

 

「指の力?」

 

「ほぼ全ての変化球に共通しますが、手首と肘の捻りが変化球のキレを増します。黛さんの場合は恐らくボールを握る中指と親指の捻りが並大抵ではないでしょう。それ等が合わさって、2段変化を可能にしているんだと思っています」

 

まぁこの推測が正しいとは限りませんが、そうでもなければ現実では不可能ですからね。そう思うしかないのです。

 

(流石二宮ちゃんだね~。黛ちゃんの剃刀カーブの2段変化の原理をあっさりと見抜くとは~。でもわかっていても、黛ちゃんの剃刀カーブは簡単には打てないよ~?)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

(まぁ三森ちゃん達には普通のカーブしか投げられそうにないのが欠点だけどね~。それじゃあ次はこっちで~)

 

(はい……)

 

左打ちには投げ辛い……という弱点を抱えている以上、左打者の重要性が増してきますね。特に三森姉妹の機動力には期待したいですが……。

 

(足に2つの重りが着いているのが気掛かりではありますね。どれくらいの走力が封じられているのか想像出来ませんが、いつもよりも動きにくいのは間違いない筈です)

 

 

カンッ!

 

 

6番の朝海さんが黛さんのシュートを捉えます。ボテボテの当たりはサードゴロですが……。

 

(足に付いている重りのせいで加速しにくいわね。でも……!)

 

 

ズザザッ!!

 

 

『セーフ!』

 

(この程度で私達の足を封じたと思わない事ね。ヘッドスライディングを持ち込めば、内野安打を狙うのも難しくはないわ)

 

2つの重りをものともしませんね。ヘッドスライディングを利用して内野安打です。

 

「流石朝海姉さんね!私も続くわよ!!」

 

次は夕香さん。彼女も足に2つの重りが着いています。

 

「そういえばあの2人になんて言ったの?」

 

「なんて事はない。この合宿が終わったら私が2人の為にロールケーキを作るって言っただけ。姉さん達はそれが楽しみなのか、異様な張り切りを見せてるけど……」

 

本当になんて事がない発言でしたね。まぁ欲望に忠実なのは良い事ですし、それであの2人が成果を発揮するのなら特に問題もないでしょう。

 

 

カンッ!

 

 

夕香さんも続いてヒット。夜子さんが2人の手綱と胃袋を掴んでいるようですね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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