最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目地獄の合宿33

ワンアウト一塁・二塁のチャンスで、左打者の川原さんですね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

この試合の黛さんは左打者にはシュートと通常のカーブを中心に配球を組み立てているようですね。

 

 

カキーン!!

 

 

ただ川原さんにはある程度読まれているみたいですね。三森姉妹の安打はこういうところにも影響があります。

 

『ファール!』

 

「ああっ!?惜しい~!」

 

「でもタイミングは合ってきてるよ!」

 

「ファイト~!」

 

黛さんが投げたのは普通の……力のないカーブだったので、タイミングさえ合えば長打を打つのも難しくありません。

 

(左打者には剃刀カーブを投げられないのが難点かな~。かといって『あれ』を投げるのは時期尚早だし、難しいところだね~)

 

(黛さんは今のところ左打者にはストレート、シュート、そして普通のカーブしか投げていないから、ここで新しい球種を混ぜられると打つのはより困難になる。ここは狙いを定めて打つ……!)

 

ツーナッシング。バッテリーはどうやら3球勝負で行くつもりのようですね。

 

(私がここで狙うのは……!)

 

(ここで、私が投げるのは……!)

 

(カーブに比べて変化の小さい……)

 

(上手く打者を、詰まらせる為に……)

 

((シュート!!))

 

 

カキーン!!

 

 

投げられたのはシュート。タイミングは完璧で当たりも大きいのですが……。

 

(シュートを投げる事が読まれたね~。まぁ3年生になってからの黛ちゃんは色々変わって、その内の1つが大豪月さんに負けない剛球を投げるようになった事かな~)

 

(手が……痺れる……!?)

 

黛さんが投げたのはきっと洛山で練習で培った球……。それはきっと並大抵のものではないでしょう。

 

「ランナー回れ回れ~!」

 

「2点返せるよ~!」

 

しかし打球はフェンス直撃なので、2点は返せるでしょう。三森姉妹は2人共ホームへ向かっています。

 

「2点目!」

 

「3点目!!」

 

バックホームの中継の時点で、2人はホームへと戻っています。相変わらずの走力ですね。

 

「ナイスラン。姉さん達……」

 

「ふふん!この程度の重りで私達の走塁を封じたと思ったら大間違いよ!」

 

「多少の走りにくさはあるけれど、これくらいなら何も問題ないわ」

 

「…………」

 

気丈に振る舞っているように見えて、きちんと重りの影響を受けています。恐らく終盤になればもっと……

 

(ふむふむ……。三森ちゃん達はいつも通りの走塁と見せ掛けて、やっぱり重りの効果は出てるみたいだね~。試合の後半になればもっと効果が出てくると思うから、あの2人に2点分の足の重り装着は正解だったよ~)

 

「では打点をあげた者は封鎖する奴と、封鎖箇所を選ぶが良い!」

 

「……川原先輩、どうしますか?」

 

う~ん……。今向こうが封鎖されているのはライトの腕で、これからの打席三森さん達が内野安打を狙うなら、内野手の封鎖になるんだけど……」

 

打点を挙げた川原さんが悩みに悩み、レフトとセンターの腕を封鎖……という結果になりました。僅かでも勝率が上がれば良いのですが……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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