二宮瑞希です。練習もそこそこに、食事の時間になりました。
「あ、相変わらず豪勢な食事ね……」
「今回も力作」
元無人島とは到底思えないレベルの食事の登場に全員のテンションが更に上がります。
「この馳走は合宿に生き残った記念として作られたものだと思い、可能な限り食べるが良い!!」
このレベルの食事を毎度出せるとなると、この食事を作った夜子さんはその道で食べていけそうですね。
「あぁ~!相変わらず夜子の作ったご飯は美味しいわ!」
「本当ね。夜子の食事を食べる為だけにこの合宿に参加したと言っても過言じゃないもの」
そんな夜子さんの姉2人は骨抜きになっており、夜子さん離れが出来ない状況へと陥っています。
食事を済ませ、私は海辺へと散歩しています。すると前方から見覚えのある2人が……。
「あの時ぶりかな?」
「時々メール等で情報のやりくりをしているけれど、こうして直接会う分にはそうね」
「……あの時は色々とお世話になりました」
黒獅子重工の助っ人として途中参戦した大宮鈴音さんと響未来さん。シニア時代のある機会で偶然出会い、色々と情報支援をしてくれました。
「ところで2人がこの合宿に来たのは偶然ですか?」
「……どういう意味かな?」
2人が現れるタイミングが余りにも良過ぎるから、気になってしまいます。だから訊くんですよ。
「社長に呼ばれて来た……というのは建前で、貴女達は誰かを見る目的でこの島に来たのではないですか?」
「はぁ……。相変わらず鋭いわね。そうよ。私達2人は『ある人物』の観察に来たの」
「ちょっ!未来!?」
「遅かれ早かれ彼女には何れバレるわ。それなら最悪の事態になる前に事情を話すべきよ」
「それはそうだけどさぁ……」
大宮さんが慌てながら響さんを止めますが、響さんは隠しても無駄と悟って目的を話すようです。
(それにしても最悪の事態……ですか。ある筋からは『カタストロフの再来』という話も訊きますし、それ関係でもありそうですね)
今頭を張り巡らせても変わらないでしょう。その時に備えておくのも大切ですが……。
「その人物が誰かは問いませんが、実際に見てどう映りましたか?」
2人が見に来た人物はあの面子でも数人に絞られます。もしも私が気にしている人と同じなら、あの2人で確定でしょう。
「……現状は思った通りね。でもそんな彼女達を中心に成り立っているのだとわかったわ」
「……そうだね。私達が来た目的はそれで達成したとも言えるよ」
「そうですか……」
私が訊きたい事は粗方聞けました。やはり情報収集はとても大切ですね。
その後も2人と私の持つ情報の交換を行いました。有意義な時間でしたね。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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