最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

344 / 1797
番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目(その頃の白糸台)

皆さんこんにちは。白糸台高校1年の渡邉詩織です。今回は二宮先輩達が洛山高校主宰の合宿に行っている為、私が語り部をさせてもらいます。

 

私の今の仕事は二宮先輩に代わって、他校のデータ解析が中心となります。

 

「詩織、これを渡す」

 

「ありがとう」

 

データ解析を手伝ってくれているのは斎藤小町さん。二宮先輩曰く、3年間バッテリーを組むようにコンビになる事が多い。

 

(白糸台には固定バッテリーって概念はないと思うけど、多分二宮先輩と鋼先輩みたいな感じになるのかな……?)

 

斎藤さんの場合は投手としての致命的欠陥がある為に、早急に改善を求めるのが白糸台高校野球部が出した斎藤小町のアプローチとの事。

 

(でも二宮先輩だけは違う……。二宮先輩は斎藤さんの持つ一発病を徹底的に利用しようとしているんだ)

 

斎藤さんの持つ一発病は強打者に対してのみ発動するみたい。なんでもヤバい奴を相手にすると、球が吸い込まれていく……って本人が言ってたし。

 

(だとすると二宮先輩の狙いは全国の強打者だと思われる選手のデータを洗い出す事……?)

 

何にせよ斎藤さんの一発病を利用しようとするのはかなりの危険思想だ。万が一にもこれが原因で白糸台が負ける……なんて事はあっちゃいけない。

 

「詩織?」

 

「……なんでもない。こっちもある程度片付いたし、練習に行こっか」

 

私の今日の仕事を終わらせて練習場に行こうと言うと、斎藤さんは小さく頷いて着いて来る。なんか小動物みたいだな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わって、白糸台1軍の練習場。私はここでは主に斎藤さんとのバッテリー練をする事が多いです。

 

 

カキーン!!

 

 

「ふっふーん!まだまだ甘いね小町!」

 

「……っす」

 

 

カキーン!!

 

 

「球自体は失投時でも大分マシになってきた……。だが裏を返せば、斎藤の球がドンドン成長していっている事を忘れるな!」

 

「……はい」

 

そしてもっと多いのが、斎藤さんの1軍にいる先輩達によるバッティングピッチャー……というよりはサンドバッグの方が正しいかも。今でも大星先輩と新井部長にボコボコに打たれてるし。

 

(しかし新井部長の言う通り、斎藤さんの球威は日に日に増していっている……)

 

「………っ!」

 

(まぁ打たれ続けているせいか、斎藤さんにその自覚が全然ない事だけど)

 

二宮先輩にもこの事は一応報告しておいた方が良いよね。

 

(でも今の白糸台は……)

 

「もう1度、お願いします……!」

 

「まぁ良いだろう。現状はただのバッピにしかなってないから、早いところ改善を頼むぞ?」

 

「はい……!」

 

「はいはーい!私も付き合ってあげるよーっ!」

 

「私達も可能な限りは力になるからね」

 

「うんうん!」

 

(先輩達不在でも、かなり頼もしいですよ)

 

主力の5人がいないけど、それでも層が厚いのが白糸台だからね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

  • 見たい
  • 見たくない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。