最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目夏前の出来事①

二宮瑞希です。長いようで短く感じた、洛山主宰の地獄の合宿が終わりました。

 

「合宿あっという間だったねー!」

 

「そ、そうかな?結構長く感じたけど……」

 

「まだまだ修行し足りまセーン!」

 

「かといってあのような常軌を逸した練習は如何なものかと思いますが……」

 

四者四様の反応の中、私も似たような感情があります。

 

(私達の成果をどこかで軽く見せておきたいのですが……」

 

特に私と香菜さんはあの合宿で行われた試合に出ていなかったので、練習試合か紅白戦でその成果を出しておきたいですね。

 

「見えてきたよ!」

 

「私達の古巣に帰って来まシター!」

 

どうやら白糸台高校まで目と鼻の先の距離のようです。本当に帰って来ましたね。バンガードさんにとっては最早実家のような感覚に陥っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白糸台の校内に入り、教員や生徒への挨拶を軽く済ませ、1軍のグラウンドに足を運びます。

 

「たっだいまー!」

 

「ただいま戻りました」

 

「このバンガードが、帰って来ましタヨー!」

 

「も、戻りました」

 

「白糸台高校野球部、5人無事に戻って来ました」

 

私の挨拶は如何なものかと思いましたが、地獄の合宿と銘打っていましたからね。こうして無事に帰り生存報告をするのはとても大切です。

 

「おかえり。まずはお疲れ様だな」

 

「ふーん?ちょっとは頼もしくなってきたじゃん!」

 

出迎えてくれたのは新井さんと大星さんです。他の部員がいないようですが……。

 

「今日の練習は休みにしているよ。……って言っても、1軍は元々自主練だがな」

 

「私と真琴で5人を出迎えようって思ってたからねー?感謝してよねっ!」

 

「ありがとうございます」

 

大星さんの真意はともかく、キツい練習をこなしてきた私達にとっては出迎えてくれる先輩達がいるだけでも心に染みるものですよ。

 

「ここにいるのは2人だけですか?」

 

「あとは渡邉と斎藤がデータ解析を行ってくれている。あの2人は二宮がやっていた事をこの5日間、コツコツとやっていたよ」

 

「それはあの2人に感謝しないといけませんね」

 

それと同時にあの2人が解析したデータをゆっくりと見させてもらいましょう。

 

「お疲れ様です」

 

「……様です」

 

噂をすれば影。後輩の2人が顔を出しに来ましたね。

 

「先輩方、お疲れ様です」

 

「ただいま戻りました。渡邉さんと斎藤さんは私がやっていたデータ解析を行ってくれていたようですね?ありがとうございます」

 

「いえいえ。二宮先輩がやっていた半分も出来ていなかったので、不甲斐ないばかりですよ」

 

渡邉さんの台詞からは、私が5日間でやっていたデータ解析の半分の量しか出来なかったのを悔やんでいる様子が伺えます。

 

「それはそうと……。3日後に練習試合を設けてある」

 

流石新井部長……。仕事が早いですね。

 

「地獄の合宿の成果とやら、見せてもらうぞ?」

 

身体を休める期間も設けられて最高のタイミングですね。3日後……頑張っていきましょう。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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