二宮瑞希です。渡邉さんと共に新越谷に新しく入った1年生3人のデータをチェックしていきます。
(とは言っても現状では中学時代でのデータが多いですね)
「それでは初めていきましょうか」
「はい」
「まずは初野歩美さんと木虎藍さん……。私のシニアでの後輩に該当します」
ちなみに歩美さんはリトルでも一緒でした。私と和奈さんが別々の高校に行ったので、現状朱里さんとの付き合いが1番長いのは歩美さんになりますね。
「リトルシニア……。男子選手を交えての小中学チームですね」
「そうですね。2人共男子に負けない活躍をしていましたよ」
思えば川越シニアは優秀な女子選手が多過ぎるくらいですね。和奈さんにいずみさん、はづきさんに亮子さん、あとは朱里さん……。同級生だけで少なくとも5人以上は男子選手以上のポテンシャルを有していました。
(先輩を見れば友理さんに一ノ瀬さんに天王寺さん、後輩を見れば歩美さんに藍さん、月さん、紅葉さん、葵さん、翠さん、総司さん……。最早女子選手だけでもやっていけるレベルで、そういう意味ではガールズチームと大差ありません)
男子選手には僅かに及ばないながらも頑張っていた星歌さんは凄く立派ですね。
「……ではまずは歩美さんから見ていきましょうか」
歩美さんのデータが掲載された用紙を渡邉さんに渡します。
「メインポジションはセカンドで、捕手以外の内野全般を守れる守備職人……ですね」
「シニア時代では打撃能力がやや低めでしたが、守備力で最終的にレギュラーを勝ち取る事に成功しています」
説明に加えて、シニア時代に撮っていた映像(もちろん許可は得ています)も流しておきましょう。
「積極的で、尚且つ確実に打球を処理していますね。堅実……という言葉がよく似合います」
「そうですね。慎重さも兼ね備えている守備で、歩美さん特有と言っても良いでしょう」
打撃方面も一応撮っていますが、映像は少なめですね。もう少し撮っておけば良かったでしょうか……?
「試合では主に繋ぐ事を意識する……2番とかに向いてそうな打撃スタイルですね」
「無論上には上がいますが、シニアでは1番のバント職人ではありましたね」
歩美さんのデータも粗方見終わりましたので、次は藍さんです。
「木虎藍さん……。メインポジションは捕手、サブポジションに二遊間と外野……と、守れる範囲広めの選手ですね」
「藍さんは機動力が高く、シニアでも1、2を争える程の脚力を持っています」
(尤もそれは静華さんが来るまでですが、それは言う必要もないでしょう。今は新越谷の話をしていますから)
「打撃では低めのパワーをミートで補う所謂アベレージヒッターですね。様々なコースを上手く処理しています」
「選球眼も良いので、彼女は1番打者に向いています」
そういえば中学2年頃に沖縄で行ったら特別試合で藍さんは1番を打っていましたね。ドラフ島連合の監督をやっている田中さんにその腕を買われていたようです。
(捕手としてはやや未熟でしたが、今ではそれも払拭されているでしょう)
かつての後輩2人のデータを見終わった後、次はいよいよ元台湾代表の4番打者になります。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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