最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目夏の都大会23

1回裏は猪狩さんが三者凡退に仕留めました。稜桜学園の泉さん次第では投手戦になりそうですね。

 

「やっぱ凄いねー。あの猪狩選手の血筋を引いてるだけあるよ。あっさりと三者凡退だなんて……」

 

猪狩の血筋を引いている選手は野球で多大なる結果を残しています。その1人として挙げられるのが、50近い年齢でも現役で投げ続けている大投手……猪狩守選手ですね。

 

「い、いずみちゃん。まだ猪狩選手の親族って決まった訳じゃ……」

 

「でも流石に確定でしょ?猪狩なんて苗字はそうザラにないし、彼女の実力は確実に全国レベルだし、投げている球種も……。瑞希はどう思う?」

 

確かに猪狩守さんと球種は同じですし、あのピッチングは猪狩の家の血統が物語っている可能性も高いでしょう。

 

「猪狩泊についての情報はほとんどないですね。ただわかるのは……」

 

「猪狩泊。ベテラン投手猪狩守の姪であり、新越谷高校に入るまではずっと家の庭で壁当てばかりを繰り返していた……。その成果と僅か3ヶ月の練習でここまで成長するのは間違いなく彼女の野球センスがあってこそ……」

 

「「!?」」

 

私が僅かながらに掴んだ情報を説明する前に、猪狩泊さんの解説が入りました。

 

「……今日この球場に足を運んだのは猪狩泊さんを観に来たからですか?猪狩守さん」

 

今話題に挙げた猪狩守大投手が説明したようですね。もうこれは親族なのが確定したようなものです。

 

「まぁ可愛い姪っ子だしね。それに……」

 

(あの娘の成長具合がこの試合でどこまで見られるのか……というのも興味ある。楽しみだ)

 

「か、和奈……」

 

「う、うん……」

 

和奈さんといずみさんが自棄に震えています。気持ちはわからなくもないですが、ここにいる目的を忘れないでくださいね?

 

「……和奈さんも、いずみさんも、色々猪狩選手に要件があるのでしょうが、全ては試合が終わってからにした方が良いですよ」

 

「そ、そうだね。でも……」

 

「アタシ達が生まれる前から選手として大活躍してて、今でも最前線で大活躍している超ベテランプロが一緒にいるとか、緊張と興奮が止まらないよ……」

 

「……そういうものですか?」

 

確かに猪狩守さんの投手のしての実績は記録に残るレベルですし、今でも三冠王争いに参加出来る実力はあります。

 

(ついでに言えば、容姿の方も20代くらいに見えますね。一流のアスリートとして、そして女性として、若作りは大切という訳ですか……)

 

或いは老化しにくい体質なのかも知れませんね。それでも並々ならぬ努力でそうなっていると思いますが。

 

「こ、こういう時に瑞希ちゃんの物怖じしない性格が羨ましく感じるよ……」

 

「ど、同感……」

 

別に物怖じしていない訳ではないですけどね。ここにいる目的はあくまでも試合を観戦する事……というだけです。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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