最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目夏の都大会44

6回表。2番から始まるこの打順は恐らく新越谷にとっては最後のチャンスになるでしょう。

 

(守備シフトは内野陣がやや後退気味……。初球で決めてきそうですね)

 

 

コンッ。

 

 

その予想は当たり、セーフティバントを決めました。

 

「やるね~あの2番☆」

 

「う、うん。シフトの隙を突いた良いバントだったよ」

 

「局面的にバントで来る確率がほぼなかった為に、セーフティバントをする……というのが頭から抜けていたようですね」

 

ありとあらゆる戦術を想定していれば、あのバントも対処可能だったでしょうね。

 

「瑞希ちゃんは今のは想定出来てたの?」

 

「可能性の一端として頭を廻らせる……くらいの事はしますかね。その際にファーストとサードに前進指示をブロックサインで出します」

 

そうする事で、上手くバントにも対応が出来ます。無論それ相応の練習は必要ですが……。

 

「うーわ……。やっぱ瑞希は敵に回したくないよね~」

 

「ま、まぁ既に私達は瑞希ちゃんと敵対してるけどね……」

 

「そうだった……。今年は県対抗総力戦もあるから、もしかしたら瑞希達と2度も戦わないといけない可能性もあるのか~……」

 

1度目は普通の全国大会、2度目は県対抗総力戦ですね。

 

「私が代表メンバーに選ばれない可能性もあると思いますが……」

 

私は自分の実力が都代表に届く程ではないと思っています。無論必要としてくれるなら、尽力を尽くしますが……。

 

「いやいや、辞退でもしない限りはないでしょ。それとも瑞希は辞退するの?」

 

「いえ。気になる事もありますし、通知が来たら、代表メンバーになろうと思います」

 

「まぁそうだよね~」

 

(静華さんからもらった情報と合わせて、この夏に起きる異変にいち早く対応出来るようになりたいですね……)

 

 

カンッ!

 

 

色々考えていると、次の打者が一二塁間への痛烈なゴロを打っていました。ここで抜けたら、勝ち越せそうですが……。

 

 

バシッ!

 

 

「うわっ!あれ捕るの!?」

 

「わ、私だったら、上手く反応出来ないかも……」

 

亮子さんのファインプレーによって、阻まれました。二塁はセーフのようですが……。

 

『アウト!』

 

一塁アウト。これでワンアウト二塁になりました。

 

(得点圏にランナーが出て、次の打者は……)

 

4番の雷轟さん。恐らくここが咲桜にとっては最大の山場になるでしょう。

 

(今の太刀川さんでは今の雷轟さんを抑えるのは難しいでしょうね。かといって他の投手でも機敏と思われます)

 

こうなってくると、咲桜側は最後の手段を使わざるを得なくなりましたね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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