二宮瑞希です。朱里さん達と別れた後に友理さんとはづきさんに会う手筈ですが……。
「やっほーはづき☆」
「久し振りだねぇいずみちゃん!瑞希ちゃんと和奈ちゃんもそうだけど、わざわざ県外から応援に来たんだね……」
「まぁウチのエースだった朱里がいる高校はどんなチームに仕上がってるか気になるんだよね~。1度練習試合をした身だし」
「まぁ朱里せんぱいのいるチームなら何の問題もないよっ!次の試合で当たる事になるのは気掛かりなんですけど……」
確か今日の時点ではまだ梁幽館は宗陣との試合が終わってない気がするのですが……。これは梁幽館が負ける事を一切疑ってない発言ですね。尤もはづきさんの場合は純粋にそう思っていそうですけどね。
「瑞希さん、お久し振りです」
「お久し振りです友理さん。新越谷はどうでしたか?撮影結果も込みで……」
「そうですね……。個人的には良い試合が撮影出来ましたが、新越谷はデータが少ないです。停部が明けてからの練習試合も県外の高校が中心となっているみたいですし……」
いずみさんがいる藤和と試合をしたのは偶然でしょうか?それとも誰かのコネクションを利用して……?
「それでそれで?この後はどうするの?」
「折角だから、アタシ達3人は川越シニアの方に顔を出して行こうと思ってるよ。はづきと友理さんは?」
「う~ん……。折角だし、私も行こうかな?友理先輩はどうします?」
「……今日は止めておきます。監督や奈緒さん達に早いところ偵察結果を報告しておきたいですし」
「あー……。じゃあやっぱり私も梁幽館に戻りますね」
「良いんですか?」
「シニアに顔を出したいのは山々だけど、友理先輩が行かないのに、私が行くのはなんか変じゃないですか」
「そういうものですか……?」
「そういうものですっ!」
……というやり取りからはづきさんと友理さんは今回同行なしという事に。私達3人で川越シニアに顔を出しに行きましょう。
所変わって川越シニアです。
「お疲れ様で~す!」
「お、お疲れ様です!」
「お疲れ様です」
今いる後輩達に挨拶をしつつ、指導をしている監督の六道さんにも挨拶を……。
「あれっ?3人共どうしたの?確か県外の高校に進んでたよね?」
「私達3人はそれぞれ学校の許可を取って、新越谷高校の試合を観戦しに行ってました」
「そっかぁ……。そろそろ夏の大会だったね。新越谷は朱里ちゃんの通っている高校……。朱里ちゃんは元気にしてた?」
「はい。普段と別段変わったところはありませんでした」
「それなら良かったよ!朱里ちゃんは抱え込む事があるからね。中2~中3の時も……」
六道さんは朱里さんに対して特別気に掛けている感じがしますね。確か朱里さんの母親とは高校時代にバッテリーを組んでいたそうですが……?
「まぁ何にせよ来てくれたんだし、時間がある限りはウチの練習を見ていってよ!」
「「はいっ!!」」
「もちろん見させていただきます」
シニアの練習風景そのものは私達がいた頃とは変わっていませんが、新しい世代がどこまで強くなっているのかは要チェックですね。
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