最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目夏の都大会50

1回裏。日の出高校の攻撃に入ります。

 

「小町ちゃーん!詩織ちゃーん!頑張れーっ!!」

 

私の隣では1年生バッテリーを応援している新宮寺さん。反対側には鍋墨さんが座っています。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

斎藤さんの方も特に問題なさそうです。件の一発病が発動しそうなのは、十文字さんくらいでしょう。

 

 

カンッ!

 

 

2球目に投げたカットボールを打たれましたが……。

 

「セカンド!」

 

「お任せっ!」

 

セカンドを守る日葵さんが簡単に捌き、アウトへと持っていきました。

 

「ワンアウトワンアウト!」

 

今一度斎藤さんをリラックスさせるべく、渡邉さんが全体に声掛けをします。こういう細かいところも大切ですね。私は声出しするタイプではないので、素直に称賛出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アウト!チェンジ!!』

 

初回は三者凡退。日の出高校の打線は概ねデータ通りですね。

 

「さぁ。この回先取点を取っていくぞ!」

 

『はいっ!』

 

2回表。打席にはバンガードさんが入ります。

 

「掛かって来るデース!」

 

「…………」

 

(テナー・バンガード……。アメリカからの留学生で、エクスリーグ出身。常に中軸を任されつつも、打撃では大振りがやや目立つ。この大会のバンガードは少しスイングスピードが速くなってるけど……)

 

十文字さんに翻弄されないかが心配ですね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!』

 

初球は内角ギリギリに投げられてボール。かなり慎重に入っていますね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

かと思えば、外角のボール球を空振り……。これは漬け込まれそうですね。

 

(内角ギリギリを見逃して、外角の明らかになボール球に食い付く……か。これもデータ通りだね。じゃあこの打席では大人しくしてもらおうか)

 

そして3球目……。

 

 

ガッ……!

 

 

外角のカットボールに詰まらされて、キャッチャーフライ。完全に翻弄されてしまっていますね。

 

「完全に十文字に操られていたな……」

 

「こればかりは仕方がないですね」

 

そもそもバンガードさんと十文字さんでは相性が悪いです。下手をすれば、この試合でバンガードさんが置物になってしまう可能性すらありますね。

 

「悔しいデース!」

 

 

カンッ!

 

 

5番の香菜さんがセンター前にヒット。全く打てない訳ではないのが質の悪いところですね。

 

「なるべくランナーは大切にしたいが……」

 

「正直序盤は厳しそうですね。併殺を打たなければ、御の字でしょう」

 

その後二塁・三塁までランナーが溜まりましたが、後続の打者は打ち取られました。

 

「かなり厳しい展開だな……。斎藤、渡邉!十文字には用心しろよ?」

 

「はい!」

 

「……はい」

 

2回裏……。1年生バッテリーにとって最初の山場を迎えます。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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