最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目夏の都大会52

「…………」

 

「十文字さん!大丈夫ですか!?」

 

「ん?まぁ問題ないよ。ちょっと択を外しちゃっただけでね」

 

(実際この決勝戦という大舞台で新井でも鋼でもなく、1年の斎藤が投げている……。これは恐らく新井か二宮の采配だろうが、もしも後者なのだとしたら、今後の為にも色々と訊いておきたいところだな)

 

「さぁ。切り替えていこうか」

 

『はいっ!!』

 

(白糸台に辛酸を舐めさせられてるウチとしては、そろそろ勝ちたいところだけど……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合は4回表。現状ここまで両高校無得点ですね。

 

「よーし!今度こそ生還するぞー!」

 

「張り切るのは良いが、十文字のリードに翻弄されないようにな」

 

初回以降白糸台もノーヒットですし、流れを掴む意味でも二巡目で点を取っておきたいですね。

 

「さぁ来い!」

 

(二巡目か……。佐倉の妹の方には打たれている訳だし、二巡目以降の打率は他の強打者に比べて大人しい印象……。とはいえ用心するに越した事はないね」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!』

 

「かなり慎重だな」

 

「歩かせるつもりなのかな?」

 

「四死球は実質日葵さんの勝ちなので、それはないと思いますよ。あの十文字さんですし、どこかできっと日葵さんを打ち取りに行くでしょう」

 

実際に以前に当たった時も日葵さんの2打席目以降は打ち取られる事が多く、そして今回も……。

 

 

ガッ……!

 

 

「ああっ!?」

 

「打ち上げちゃった!?」

 

(佐倉妹は優秀な打者だが、短調な部分も見える。だからこうして打ち取れた訳だね。この辺りは去年と然程変わってなくて良かったよ)

 

『アウト!』

 

去年からそうでしたが、日葵さんは十文字さんとぶつかる時だけお粗末な打撃になってしまいますね。そうなるように十文字さんが誘導しているでしょうが……。

 

「こ、これが十文字さんのリードですか……」

 

同じ捕手である渡邉さんは気付いたようですね。世界一の捕手といえばリリ・フロイスさんですが、日本一の捕手といえば間違いなく今対峙している十文字園香さんです。この2人はプロやメジャーの世界でも5本の指に入るレベルの捕手でしょう。同じ捕手として、見習いたいものです。

 

『アウト!チェンジ!!』

 

4回表も三者凡退……。斎藤さんが踏ん張っている内に点を取っておきたいですが、そろそろ厳しいでしょうか?

 

「相手も二巡目に入る。これはどのチームもそうだが、一巡目よりも二巡目以降を常に警戒していけ!」

 

『はいっ!!』

 

これは主にバッテリーに対する発言ですね。日の出高校は十文字さん以外に特筆すべき打者はいませんが、それ故に危険度は増します。斎藤さんと渡邉さんの腕の見せ所ですね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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