最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 2年目夏の都大会55

二宮瑞希です。東京都大会決勝戦から1週間後。今日は埼玉県大会の決勝戦の観戦に来ました。無論いずみさんと和奈さんも一緒です。

 

「しっかし今年の大会日程って妙な感じがするよね~」

 

「そうですね。私達がいる埼玉もそうですが、他には群馬、秋田、岩手、兵庫、奈良、静岡、愛知、愛媛、広島、香川、徳島、福岡、宮崎と各地方2府県ずつくらいの大会は今日決勝戦が行われているらしいですよ」

 

「な、なんでその府県だけ1週間も日程がずれたんだろ……?」

 

「県対抗総力戦が関係しているでしょうが、本当の狙いまでは読めませんね」

 

ちなみに私と一緒に行きたがっていた渡邉さんと斎藤さんは風音さんが付き添って群馬県大会の方に行ってもらっています。

 

(群馬といえば……。遠前高校の決勝戦も今日でしたね。本命は見られないでしょうが、次点のウィラードさんは投げてくるでしょうね)

 

「……ってヤバ!?もう試合始まっちゃうじゃん!」

 

「あ、あと20分くらいしかないよ!?」

 

「急ぎましょうか」

 

私達3人は埼玉県大会の決勝戦が行われる球場まで走ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんとか試合開始に間に合ったね~☆」

 

十数分のダッシュの末、ギリギリで試合開始に間に合いました。

 

「それにしても凄い客数だね……」

 

バンガードさんがこの場にいれば、『人がゴミのようデース!』とか言いそうな気がしますね。

 

「片や去年の夏から全国優勝候補の一角に登り詰めた高校、片や数々の埼玉強豪を破ったダークホースの高校……。そしてそれぞれが一定以上の結果を残している事を考えると、過去の結果は当てにはなりませんね」

 

「つ、つまりこの試合でどっちが勝つか予想が付かないって事なのかな?」

 

「そうなりますね」

 

(ここからは完全に地力の差と質次第……。序盤は互角に進みそうですが、果たして……?)

 

「でもなんかわかるかも……。親切高校……だっけ?あのチームからは清澄高校と同じ感じがするんだよね」

 

「清澄高校と親切高校に共通する点はどちらも1から部員を集めて短い期間で仕上げているという事と、それぞれの選手が高いポテンシャルを秘めている……という事ですね」

 

「瑞希ちゃんは親切高校の情報を集めているの?」

 

「もちろんです。選手情報と、その選手の能力まで把握していますよ」

 

特に一ノ瀬さんと剛田さん、鈴木さん辺りは要注意ですよ。

 

「うわー。相変わらず瑞希の情報収集能力ってヤバイねー……」

 

「そしてこの試合で親切高校は今まで出して来なかった隠し球を見せて来るでしょう」

 

「それって……向こうのライトの事?」

 

ライトにいるのはミッキー・スズキさんこと、鈴木美希さんですね。彼女の情報はかなり少なかったので、情報を集めるのにはかなりの労力を使いました。

 

「えっと、名前は……ってええっ!?彼女は確か……。でもなんで決勝戦になって初出場なんだろ?」

 

「温存……でしょうね。データが少ない分、警戒心も薄れるからだと思いますよ」

 

念には念を……。親切高校の指揮官とはどこか気が合いそうな予感がします。

 

「こりゃ新越谷は大変なところと当たったんじゃない?」

 

「どう抑えるかは武田さん次第ですね」

 

それに新越谷は去年から相当な山場を潜り抜けています。そして親切高校も同じなだけに、どういった試合運びをするのか楽しみですね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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