最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 夏大会編 1年目⑦

二宮瑞希です。今から川越シニアがミニゲームを行うようです。

 

ミニゲームとは……少ない人数でやる試合のようなものですね。六道さんがよく実地するみたいで、私もリトル時代からお世話になりました。

 

「いずみちゃんと、和奈ちゃんと、瑞希ちゃんと、詩音ちゃんと、雅ちゃんと藍ちゃんと、歩美ちゃんと……おーい!」

 

六道さんが声を掛けた方向には2人の女子選手がいます。1人は初対面ですが、もう1人は……。

 

「お久し振りです。星歌さん」

 

「み、瑞希ちゃん。ひ、久し振り……だね」

 

渡辺星歌さん。川越シニアで3年間プレーしましたが、最終的にはベンチ入りすら敵わなかった女子選手。他のシニアだったらエースを任せられるポテンシャルがあるだけに非常にもったいない実力者です。まぁ川越シニアの競争率が激しいのが1番大きな要因ですが……。

 

「星歌さんもここに顔を出しているのですね」

 

「う、うん。野球部には入れていないけど、その代わりにって思って……」

 

「朱里さんは何も言わなかったですか?」

 

星歌さんの着ている制服は朱里さんと同じ新越谷高校のもの……。停部明けの身としては星歌さん程の戦力は喉から手が出るくらいにはほしがると思うのですが……。

 

「……朱里ちゃんはいつでも待ってるって言ってたよ。ただ星歌が勇気を出せないのが悪いんだ」

 

「そうですか……」

 

こればかりは本人次第ですね。星歌さん自身の問題であり、新越谷で解決しなければならない問題です。

 

「……とりあえず今はミニゲームに集中しましょうか。六道さんもそのつもりです星歌さん達を呼んだ訳ですし」

 

「そ、そうだね……」

 

そういえば星歌さんと一緒に来たもう1人の方は……いずみさんが可愛がっているようですね。

 

「やー、この子可愛いねぇ!髪もモフモフだし、お人形みたい☆」

 

「ありがとうございます……?」

 

褒めているのか微妙なラインなのか、可愛がられている方は疑問符を浮かべているみたいです。

 

「……星歌さん、いずみさんに弄られている彼女は?」

 

「え、えっと……。あの子は黒江双葉ちゃんっていって、今年シニアに入団した1年生だよ」

 

「黒江双葉です。よろしくお願いします」

 

いずみさんに弄られながらも平然と自己紹介をする辺り、大物なんでしょうね。

 

「あっ、双葉ちゃんお疲れ~!」

 

「お疲れ様です。初野さん」

 

「お疲れ様。双葉ちゃん」

 

歩美さんと藍さんが黒江さんに気付いたので、挨拶をしています。藍さんが今まで見た事のない笑顔で接しているのは気のせいでしょうか?

 

「……どうも」

 

対する黒江さんは藍さんに冷たい目線を向けて柔軟に向かいました。これからシニアの夏が始まるのに大丈夫でしょうか?

 

「あー、特に気にしなくても良いと思いますよ?藍ちゃんと双葉ちゃんっていつもあんな感じみたいですし……」

 

「そうなんですね」

 

歩美さん曰くいつも通りのやりとりみたいです。それなら私が気にする事はないでしょう。

 

「人数も良い具合にそろってきたし、あとはチーム分けだね!」

 

六道さんがチーム分けをした結果……私と同じチームになったのは黒江さんと雅さんと詩音さんです。いずみさんと和奈さんとは分かれてしまいましたね……。

 

「よっし!それじゃあ瑞希達を全力で倒しにいこーっ☆」

 

『はいっ!!』

 

あちらはいずみさんの号令でまとまっていますね。チームワークでは向こうが上でしょうか?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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