二宮瑞希です。埼玉県大会は新越谷高校の優勝で幕を閉じました。
「ナイスゲームだったね~!」
「う、うん。どっちが勝つかギリギリまでわからなかった……」
確かに端から見れば、拮抗勝負だったでしょう。しかし……。
「勝負そのものは拮抗していましたが、地力の差が少しずつ出始めていましたね」
「えっ?そうなの?」
「はい。過程はどうであれ、最終的には新越谷が勝っていたでしょう。親切高校野球部は今年再建したばかりですし、1年間しっかりと実力を付けてきた上に、優秀な新入部員が入った新越谷の方が有利な試合でした」
陽春星さんを筆頭に、川越シニア出身の藍さんと歩美さんの存在もかなり大きいですね。流石に毎試合は出ていませんが、出る試合全てに貢献しています。
「そ、それって向こうは知っていたのかな……?」
「新越谷側はどうか知りませんが、親切高校側はどこかわかっていたかのようにプレーしていた節がありますね。互角の勝負を繰り広げているなら、地力が高い方が勝つ……。これはそういう試合でした」
恐らく親切高校のマネージャーの方が主な試合の組み立てを行っているのでしょう。そして決勝戦はこの組み合わせになるように……。
「で、でも親切高校は決勝までちゃんと勝ち上がって来たよ?」
「相性やデータの有無も関係していそうですが、その相手に勝つ実力があったのも間違いありません。新越谷との試合も決勝戦でなく、初戦ならまた結果は変わっていたでしょう」
「はぇ~!そう考えると、ダークホースってのはやっぱ恐ろしいね~」
「まぁいずみさんも身を持って味わっているでしょうし、データがないというのは恐ろしいものです」
いずみさんの場合は清澄高校という大きな壁に当たってしまいました。清澄は無名だったのが、一躍してかなりの強豪になりました。それは天王寺さんの存在が大きかったからでしょう。あの方が関わると、そのチームは大幅な成長を果たしますから……。
(そして親切高校にも天王寺さんと似たタイプの方がいらっしゃるのでしょう)
「瑞希ちゃんが言うと、言葉の重味が違うね……」
「だから私はなるべく多くのデータを収集しています。それに今年は全国大会に加えて、県対抗総力戦も控えてますしね」
(そして県対抗総力戦の舞台で何かが起ころうとしている……。5年前に行われたエクスリーグの世界大会決勝戦後に起こった現象と同じ何かが……。より早く対応が出きるように、行動する必要がありますね)
わかる事は第2次カタストロフ……というワードだけです。もっと入念に調べなければなりません。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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