二宮瑞希です。今日はいつしかぶりに西東京選抜のメンバーとの顔合わせになります。
「皆揃ってるみたいだねぇ。では堀内君、進行をよろしく頼むよ」
「了解しました。……西東京選抜の皆様初めまして。西東京選抜のマネージャーを務めさせていただきます、堀内です」
「監督の野村だよ。よろしく」
監督とマネージャーの方は、どちらもプロ野球で大きな成績を残した選手ですね。どちらも草野球の監督業をしていると思いますが、この4年に1度の祭典の為に抜擢されたのでしょう。
(しかし二刀流も卒なくこなした堀内大河さんと、匠とも呼ばれた名捕手の野村翔子さんが1チームの監督とマネージャーなのは、かなり豪勢ですね)
特に野村さんのリードは六道さんもこんな凄い捕手になりたいと豪語しているレベルですからね。見習いたい気持ちは私も同義です。
「それではまず西東京選抜をまとめるキャプテンを決めていきたいのですが……」
「こういうのは、地区優勝した高校のキャプテンに任せるのが恒例だねぇ」
「……との事ですので、白糸台高校の新井さんに皆をまとめてもらいます」
「はいっ!」
西東京選抜をまとめるのは新井さんになりました。理由も納得出来ますし、去年の秋以降は白糸台野球部をまとめる母のようになっていますから……。
(……とか二宮は思ってそうだが、おまえもバンガードと日葵の制止役を担っているある種の母みたいなものだぞ?)
新井さんから失礼な視線を感じるのも、きっと気のせいでしょう。私はただの二宮瑞希です。
「ではキャプテンも決まった事ですし、早速各々の実力を見ていきましょうか。ポジション毎に私と監督で見ていきます」
「投手と捕手が出来る人間は私のところに、それ以外は堀内君のところにそれぞれ集まりたまえ」
ポジション毎に選手の力量を監督とマネージャーで分担して見て行く事になりました。一見堀内さんの方の人数が多いですが、ポジションの役割と負担を考えていくとむしろ野村さんの方が負担は大きいという仕組みになっていそうですね。
ズバンッ!
ズバンッ!
ズバンッ!
「ふむ……。成程成程」
所変わってグラウンド。投げているのは新井さん、香菜さん、小町さんで、彼女達の球を捕っているのがそれぞれ十文字さん、私、詩織さんとなっています。
「大体はわかった。新井君、渡邊君、鋼君は外野、斎藤君は三塁手の練習も併用して行ってもらう」
『えっ!?』
ここにいる6人の内の4人は野手の練習も併用するように言われました。
「君達4人の本来のポジションとしての実力は買っているが、それ以外でも使う場面も今の練習と過去のデータを見る限りは多そうだからねぇ。今はそれで納得してくへたまえ」
「は、はい……」
4人の実力が認められていない訳ではないでしょう。投げない(詩織さんの場合は捕手として入らない)時は今言ったポジションで出場する可能性があるからと考えるのが妥当ですね。
(小町さんが選ばれた理由もその辺りになるのでしょうか……?)
「そして二宮君と十文字君にはこれから西東京選抜の全投手陣の配球パターン等を2人でそれぞれ捻出してもらう」
「はい」
「了解しました」
十文字さんとの共同作業になりますが、私なりに精一杯頑張らせてもらいましょう。
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