最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 夏大会編 1年目⑨

二宮瑞希です。ミニゲームのハイライトをザックリと私目線で見ていきます。

 

 

カキーン!!

 

 

「うわっ!?いずみ先輩飛ばし過ぎですって!4人しかいないから、外野なしなのに~!」

 

「ゴメンね雅?勝負の世界は非常なんだよ~!」

 

2番の星歌さんが送りバントでランナーを進めた後、3番のいずみさんが外野オーバーの打球を放ちました。これは下手するとランニングホームランの可能性もありますね……。

 

「二宮さん、ここは私が行きます」

 

「お任せします」

 

三遊間を守っている黒江さんが打球の処理をすると言って物凄い速度で走っていきました。あれは静華さんにも負けていませんね。

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

「えっ?嘘っ!?」

 

「ナイスキャッチ!ありがとー双葉ちゃん!!」

 

「あ、ありがとう!」

 

「いえ」

 

雅さんと詩音さんの様子を見る限りでは当たり前の光景で通っているみたいですね。いずみさんが口をパクパクさせているのに対して、藍さんは帰塁を済ませています。慣れの差ですね。

 

「静華ちゃんに負けない走力と守備範囲だったね……」

 

「このミニゲームでも重宝される訳だよ……。完全に藍を還した上で、アタシもホームまで行くつもりだったのに……」

 

「藍ちゃんは予測してたのか、帰塁してるね……」

 

「慣れの差かね~?」

 

向こうではいずみさんと和奈さんが私と同じような事を思っているみたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初回は和奈さんが先制ホームランを打って終了。詩音さんクラスの投手でも和奈さんを抑えるのは難しいようです。

 

「よろしくお願いします」

 

そして1回裏。先頭打者は先程ファインプレーを見せてくれた黒江さんですね。あの走塁を見る限りだと当てれば出塁は確実でしょう。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

相手の先発は星歌さん。まぁ投げられるのが星歌さんしかいないので、消去法となっています。星歌さんのピッチングを見るのはシニア以来ですが、変化球のキレは健在ですね。川越シニアでなければユニフォームは確実にもらっていたでしょう。

 

 

コンッ。

 

 

2球目には黒江さんが一塁線へとバント。ファーストを守っているいずみさんがボールを捕る頃には既に黒江さんは一塁に辿り着いていました。

 

「あの守備でわかってはいたけど、やっぱり速いね~」

 

「ありがとうございます」

 

「静華とどっちが速いのかな~?会った事ある?」

 

「村雨さんは時々シニアに顔を出しに来ていますよ。それに私と村雨さんでは足の速さが違います。私や春日部シニア出身の三森さん達は純粋な機動力で走っていますが、彼女……村雨さんの場合は別の次元で走塁しているように見えます」

 

「そ、そうなんだ……」

 

一塁ベース上にていずみさんと黒江さんが興味深い話をしていました。静華さんと黒江さんとの走塁の違い……ですか。

 

(静華さんは忍びの者……と以前本人が言っていましたが、特有の走塁という訳ですか。瞬間的な走塁は静華さんの方が圧倒的。それはまるで気が付けばそこにいるような……。まさに別次元の走塁ですね)

 

考えている内に黒江さんが二盗三盗を済ませ、2番の雅さんによるスクイズによって同点になっていました。試合展開が目まぐるしいですね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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