二宮瑞希です。ミニゲームから3日が経過しました本日は新越谷の2戦目ですね。相手は梁幽館高校……一昨年の埼玉県大会優勝校です。
「やー、しっかし新越谷も2戦目からキツい相手と当たるよね~。先輩達も梁幽館相手にはかなり苦戦したって聞いたし……」
「私も聞いた事があるかも……。苦戦って事はなかったけど、中々粘りのある相手だったって言ってた」
どうやらいずみさんが通っている藤和高校も和奈さんの通っている洛山高校も梁幽館と試合をしたらしく、接戦だった様子で話しています。まぁ洛山の場合はエースの大豪月さんが投げていれば、少なくとも負ける事はなさそうですが……。
カンッ!
「おっ?初球から打っていったね?センター前ヒット!」
「そういえば新越谷は影森戦とオーダーが変わってるね。上位打線が弄られてる……」
「今打った山崎さんは梁幽館の先発投手の吉川さんとガールズで同じチームだったらしく、球筋はある程度把握している様子が伺えます」
「だから1番打ってるんだね~。狙い球絞るのも上手かったし、好球必打も心得てるっぽいし、1番向けの打者ではあるね」
「元々1番を打ってた中村さんを4番に置いてるね」
「どうやら新越谷は中村さんへの信頼がかなり厚いみたいですね」
(尤も理由はそれだけではないでしょうが……)
2番の藤田さんが送りバント、3番の川崎さんが内野安打、4番の中村さんがセカンドライナーと早い試合展開を見せます。
「ツーアウト一塁・三塁……。ここで先制点取れないと、相当キツい試合になりそうだね~」
「スライダー打ちも上手かったんだけどね……」
「梁幽館の守備が単純にそれを上回りましたね」
カンッ!
しかし5番の岡田さんが吉川さんのストレートを捉え、その打球は二遊間を抜けました。これで新越谷が先制点を取りました。
「練習試合した時も思ったけど、新越谷の中ではあの岡田さんと中村さんの打撃能力がずば抜けてるね」
「そうですね」
(両者共にアベレージヒッターというイメージがありますが……)
新越谷には和奈さんのような決定的なパワーヒッターがいません。一応大村さんや雷轟さんがそれに該当しますが、どちらも初心者で、安定した打撃とは現状程遠いですね。まぁこれからの成長に期待ですね。
「朱里の打席だ!」
「6番を打ってるんだね。シニア時代では7番を打ってた事が多かったから、ちょっと意外かも……」
「朱里さんの打撃能力は今の新越谷の中ではかなり高い部類に入ります。クリーンアップには入るタイプではありませんが、決して油断は出来ません」
野手としての朱里さんは打撃も守備も一定以上の能力があります。外野手としてやっていけるレベルですね。
カンッ!
朱里さんは初球打ち。打球はファーストの頭を越えましたが……。
バシッ!
『アウト!チェンジ!!』
「うわっ……!あのライト守備上手っ!」
「先程のセカンドの方もハイレベルなプレーを見せていましたね。梁幽館は春よりも守備がレベルアップしています。それにセカンドの彼女は春の試合には出ていませんでしたから、相当練習したでしょう」
よく見ると、今の梁幽館のラインナップは春大と比べて、結構面子が変わっていますね。二遊間のは春にはいませんでした。
「でも1点は先制出来たね」
「今日の先発は武田さんですか……。いずみさん、以前に武田さんと対戦した時彼女はどういうピッチングをしていましたか?」
「そうだね~。ヨミはアタシから2つ三振を取ったからね。その時よりもレベルは上がっているだろうから、上手く投げればそう簡単には打たれないと思うよ」
いずみさんは空振りの少ない選手ですが、そんないずみさんから2度三振を取る……という事は武田さんも大きく成長している可能性が高いですね。
「いずみちゃんってシニアでもあんまり三振しなかったよね。武田さんって実は凄い投手なんだね!」
「おっ、和奈もヨミとやりたいの?」
「うん。やってみたい……!」
そんな話を聞いていると、和奈さんが武田さんと早く勝負がしたい……みたいな雰囲気を出していました。ジャンキーですね。
「……その為にまず新越谷にはこの試合に勝ってもらわないといけませんね」
「そうだね~。どうなる事やら……」
梁幽館は全国に行く為には必ず当たる壁です。頑張ってくださいね。
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