最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 県対抗総力戦編㉓

ワンアウト一塁。打席には非道さんが立ちます。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

非道さんは微動だにしません。恐らく1打席目はいつも通りでしょうね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

『京都選抜の3番打者の非道選手、微動だにしません!一体どうしたのでしょうか!?』

 

『非道選手の1打席目はボールに全く手を出さない傾向がありますね。これまでの試合でもほとんどがそうでした』

 

『それにはどんな意味が込められているですか!?』

 

『真相は本人にしかわかりませんが、後続の打者の為に相手投手の持ち球を把握している、或いは2打席目に備えているのか……』

 

非道さんのこの行動の真意は非道さんにしかわかりませんが、対戦相手からすれば不気味……の一言だそうです。あの神童さんですら警戒をするくらいですからね。

 

「なんかヤキモキするよね~。チャンスの場面なのに、打つ気配がないってのは……」

 

いずみさんは基本的に好球必打を心掛けていますから、非道さんのこの見逃しは解せないのでしょう。私はどちらかと言えば共感します。

 

「非道さんの見逃しは後々の役に立ちますよ。私も似たような事はしていたでしょう?」

 

「瑞希の場合は下位打線かベンチでやってるよね?」

 

「そうですね。非道さんは敢えて1打席捨てているようにも見えますが……」

 

(元々は大豪月さんの指示だったのでしょうね。いつ頃からそうなったのかは知りませんが、板に付いているところを見ると、相当前からやっているのが伝わりますね)

 

まるでそうする事を義務付けられているかのような、そしてそれが非道さんにとっては当たり前の行動であるかのような……。そんな錯覚に陥りますね。それすらも非道さんの狙いなのでしょう。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

非道さんは見逃し三振。これも定石通り……でしょうか?

 

「三振……。これでツーアウトですね」

 

「次は和奈の打席か~。アタシ達と試合した時もホームラン2本打ってたし、この試合も打ってくるだろうね~☆」

 

和奈さんの成長は雷轟さんとは別の意味で、予測しにくいですからね。リトル時代では嶋田さんの助言によりスラッガーとしての才能を開花させ、そこから次々とホームランを量産させていきました。

 

そしてリトルシニアでの累計本塁打数200を超える、まさに怪物と言っても良いでしょう。

 

(和奈さんの成長は留まる事を知りません。埼玉選抜が和奈さんをどう対処するのか楽しみですね)

 

「どうなるかは埼玉選抜次第です」

 

和奈さんをどう仕留めるか……期待していますよ?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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