二宮瑞希です。十文字さんからの着信が来ているので、対応する事に。
「お疲れ様です」
『お疲れ。埼玉選抜と京都選抜の試合……どうだった?』
「紆余曲折ありましたが、結果は予想通りでしたね。埼玉選抜の勝利です」
和奈さんがあと1度奮闘するかと思われましたが、その辺りは埼玉選抜の投手陣のローテーションが上手く起用したと言えるでしょう。
『やはり攻略の難関は相手のクリーンアップの打線と、センターラインと外野手の守備範囲?』
「そうなりますね」
特に三森3姉妹と静華さんの守備力と機動力と、雷轟さんの対応力にあります。特に雷轟さんは留まる事を知らないかのような破竹の成長を見せています。
『次の試合もDH制の試合だけど、予定通りのオーダーにしようと思う』
十文字さんが考案しているオーダーは基本的なスタメンと変わらず、前半は十文字さんが、後半が私がマスクを被るものになっています。それ自体はかなり合理的ですね。
「意義はありません。強いて言うなら、埼玉先発との試合でぶつける先発投手ですが……」
『私としては新井に行ってもらおうと考えているけど、それに対しての二宮の意見が聞きたい』
十文字さん的には残り2試合を全て新井さんに投げてもらう算段なのでしょう。その考えは正しい。しかし……。
「そうですね……。私は香菜さんに任せようと思っています」
香菜さんの成長機会を得る為に、ここは是非とも香菜さんに投げてもらった方が今後の事を考えても良いでしょう。決勝戦は変わらず新井さんという感じですね。
『鋼だね。そうなると新井の方は……』
「打者としての起用するか、投手として起用するかは、そちらにお任せします」
『……わかった。だけど詳しい話は直接したい』
十文字さんから否定の言葉がなかったので、私の意見は通ったと見ても良いですね。
「わかりました。続きは宿舎に戻ってから話しましょう。十文字さん」
『了解。宿舎で待ってるよ』
十文字さんとの通話を終えて、早足気味に宿舎へと帰る事にしました。宿舎に着くまでに、色々と考えてみましょうか。
(まずは香菜さんを先発にする理由ですね。これは香菜さんの成長機会を得る為です。雷轟さん程ではないですが、香菜さんも伸び代はかなり大きいですからね)
決勝戦……十中八九群馬選抜との試合ですが、風薙さんと渡り合うには経験値が足りません。香菜さんが3年生だったら、考慮に入れられただけに残念ですね。
(あと香菜さんは対雷轟さんとの相性がかなり良いですね。そこも香菜さんを埼玉選抜にぶつける大きなになる理由でしょう)
他にも色々と理由は見付かりそうですが、続きは宿舎に帰ってからにしましょうか。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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