番堂さんには打たれましたが、後続の雷轟さんをなんとか凡退に抑えました。ですが……。
「ご、ごめん瑞希ちゃん。私が最後まで踏ん張れなかったばっかりに……」
「香菜さんだけの責任ではありません。私のリードにも問題がありました」
実際に番堂さんの成長を見誤った私の責任が大きいでしょう。こればかりは事実ですね。
「瑞希ちゃんは何も悪くないよ。完投に拘らずに、他の投手に交代したら良かったのに……」
9回を投げ抜いた香菜さんは延長戦までは持たないでしょう。小町さん辺りに肩を作らせておくべきでしょうか?
「はいはい。過ぎた事をグチグチ言わないの。点を取られたら、取り返せば良い。後悔や反省は試合終わりにやるとして、この裏の回でサヨナラ勝ちを目指そうか」
「はい!」
十文字さんが全体を宥めて、全員が裏の攻撃に向けて体勢を整えます。
「……そうですね。打撃面で皆さんのサポートをさせていただきます」
「私もサポートに回ろう。打順的に回ってくる前に試合が終わるだろうしね」
「1点差で裏の攻撃だから最大まで行ったとしても、延長戦にならない限りは7番で試合が終わる訳か……。皆、二宮と十文字のサポートに応えられるようにしよう!」
私と十文字さん、あとは詩織さん辺りで今投げている投手についてある程度の対策を立てておくべきでしょう。
『はいっ!!』
「皆やる気だね~!」
大星さんは他人事のように言っていますが、貴女もそこに該当しますよ?
「大星……。おまえには必ず回ってくるんだからな?特に確実に回ってくる2~4番の3人に言ってるんだぞ?」
「は、はい!頑張ります!」
「……陽奈は大星に比べれば、全然信頼出来るんだけどな」
陽奈さんは確実に、堅実に結果を残していますからね。信頼度も高いでしょう。
「頑張る!マス!」
「バンガードは急に日本語不自由になってどうした?さっきまで片言ありだけど、普通に喋ってただろう!緊張してるのか?」
「してる!マス!!」
バンガードさんは結構緊張と動揺をしやすい性格ですからね。ここ1番の大舞台で回ってくる事も余りありませんでした。
「あれは前に見たアニメに影響されていますね。バンガードさんはアニメが大好きですから」
スパイと暗殺者と超能力者の家族が色々するアニメの原作を最近読み耽っているようですね。
「そ、そうか……。でも今は試合に集中しような?」
(何のアニメかは聞くまい……)
意外と時間の経過を忘れがちな作品ですよ?私はまだ初期しか見ていませんが……。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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見たい
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見たくない