最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 県対抗総力戦編61

スコアリングポジションにランナーが進み、3番のウィラードさんと対峙します。

 

「ここから怖い打者が続くね〜」

 

「3番のウィラードさん、4番の上杉さんだね……」

 

「ウィラードさんでアウト2つ取るのは困難ですので、ほぼ必然的に4番の上杉さんとも勝負する必要がありますね」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「今の1球は……」

 

「これまでの一ノ瀬さんとは違いますね」

 

「あんな凄い球投げんの!?こりゃ打つのも中々難しそうだけど……」

 

実際今レベルの球だったら、イーディスさんも打ち取れていたでしょうね。一ノ瀬さんはネガティブでものぐさ故に、割り切りも簡単そうにしています。私が組んだ時はそういう印象を持ちました。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

2球目も見逃し。中々手が出ないので、仕方ないですね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

そして3球三振。次の打者は……。

 

『さぁ!ツーアウト三塁で打席に入りますは、群馬選抜の4番打者!当てた球はスタンドへ!?アメリカ帰りの日本人、向こうでもバンバンホームランを打っていた期待のスラッガー!上杉真深選手!!』

 

『先程打席に立っていたウィラード選手と、今大会1番の注目選手である風薙選手と共に、アメリカから日本に、群馬に留学してきた経歴がありますね。3人はアメリカでも結果を残し、かなり注目されていた選手です。そして結果を残しているのは今大会でも同じ……。この試合の勝敗に大きく関わる打席になりそうですね』

 

「き、来たね……」

 

「上杉さんの打席が……。羽矢さんの球がどこまで通用するのかな……?瑞希はどう思う?」

 

今日の一ノ瀬さんのコンディション等を踏まえると……。

 

「……少なくともまだ心配する場面ではありません。この打席は一ノ瀬さんに軍配が上がるでしょう」

 

「ど、どうしてわかるの!?」

 

「一ノ瀬さんの投げる変化球は他の投手と違って、かなり不規則です。それに比べて上杉さん……先程のウィラードさんもそうでしたが、規則的な変化球しか見ててこなかった分、一ノ瀬さんの変化球がかなり打ちにくい筈です。そしてウィラードさんに投げた変化球……。それに加えて、上杉さんの苦手とする変化球を一ノ瀬さんは持っています」

 

「あの上杉さんにも苦手な球があるんだなぁ……」

 

上杉さんが苦手な球種があるのを差し引いても、今の一ノ瀬さんから打つのはかなり困難でしょう。何せ不規則な上に、全国トップレベルのエースなのですから。

 

「あくまでも他の球種と比べて……ですが。そして一ノ瀬さんの不規則に曲がる変化球と合わせれば、攻略にも時間が掛かります」

 

 

ガッ……!

 

 

「打ち上げた!?」

 

「ピッチャーフライですね」

 

『アウト!』

 

上杉さんの苦手な球種……シンカーを駆使して、第1ラウンドは一ノ瀬さんの勝ちですね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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