最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 県対抗総力戦編62

1回裏。埼玉選抜の攻撃に入ります。

 

『マウンドに立ちますは、豪速球を放つ右腕投手!全国大会から数えて、これまで打たれた安打は僅か3本!更に未だ無失点の防御率0.00!!この決勝戦で彼女を打ち砕く選手は現れるのか!?風薙彼方選手!!』

 

『しかも風薙選手はこれまでストレートしか投げていなくて、この成績ですから、かなり脅威的です。プロはもちろん、メジャーでも今すぐ通用する実力を持っていますね。唯一の救いは四球がこれまでに10個と少し多めなところでしょうか』

 

「風薙さんって完全無欠な感じ出てるけど、四球は結構多いんだね」

 

「それでも未だに二塁を踏ませてないけどね……」

 

風薙さんの四球が多い理由はなんとなく察せますが、結局のところは本人にしかわからない理由が潜んでいるのでしょう。

 

(埼玉選抜がどのような解答を見せるのか……。見せてもらいますよ?)

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

「おっ?初球から打ってった!」

 

「凄い……。速球対策はキチンとしてるんだね」

 

一見風薙さんの対策が出来ているように見えますが、風薙さん自身はまだまだ余裕がありそうですね。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「うっわ……。更に速く更に速くなんの?」

 

「それでもまだストレートなら打てそうな感じするけどね……」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

1番の中村さん、2番の亮子さんが続けざまに三振。やはり一筋縄ではいきませんね。

 

「次は朱里さんの打席ですね」

 

「朱里が3番って初めてじゃない?」

 

「確かに……。朱里ちゃんは打つ方も凄いけど、クリーンアップに入ってるのは初めて見るかも」

 

朱里さんが3番に入っているのが、存外風薙さんの攻略に繋がっていそうですね。

 

(3番に朱里さん、4番に雷轟さん……。風薙さんと交流のある2人が続けざまの打順になっているのは、ただの偶然ではなさそうですね」

 

朱里さんがお膳立てをしつつ、本命の雷轟さんを通そうとする流れに見えますが……。

 

 

ガッ……!

 

 

「当てた!?」

 

「で、でも打ち上げちゃったよ……」

 

朱里さんが放った打球はふらふらと力なく上がっていますが……。

 

 

ポーン……。

 

 

「えっ?落ちた!?」

 

「い、今のはどういう事なんだろう……?」

 

2人が困惑しているのは、何故わざと風薙さんが打球を落としたか……という事でしょうが……。

 

(風薙さんは雷轟さんと対決する為に、そして力の差を見せ付ける為に、わざと雷轟さんに回したのでしょう)

 

実の姉妹の対決……。その第1ラウンドを見せてもらいますよ。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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