最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 県対抗総力戦編64

3回表。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

一ノ瀬さんは先頭2人を三振に切って落とします。ここまでは順調ですね。

 

「群馬選抜は二巡目に入るね……」

 

「二巡目って事は、またあの10割打者に回ってくるのか〜」

 

イーディスさんは確かに優れた選手ですが、一ノ瀬さんなら抑えられると思いますよ。

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

「初球から打ってきたね」

 

「見送りが多い打者の中、完全に一ノ瀬さんの球が見えているという事でしょう」

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

「また当てたね」

 

「その動きは、宛らカット打ちのよう……。もしかするとイーディスさんは一ノ瀬さんのスタミナを枯らそうとしているのかも知れませんね」

 

「スタミナを?」

 

「変化球はストレートよりも握力を使う球ですからね。況してや一ノ瀬さんレベルの変化球なら、尚の事……。更には一ノ瀬さんはハイペースで投げている事から、イーディスさんからはそういう目的があると踏みましたね」

 

「そうなのかなぁ……?」

 

「あくまでも観客席から見た、私の視点から……ですが」

 

真意はさておき、後続の打者の為に出来る事をやっているのは間違いないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

「今のファールで10球目じゃん……」

 

「かなり粘ってるね……」

 

「次あたりで一ノ瀬さんが痺れを切らしそうですね」

 

そんな11球目。一ノ瀬さんは上杉さんを打ち取ったシンカーを投げました。

 

 

カンッ!

 

 

「前に打った!」

 

「打球はピッチャーライナーだね……」

 

 

バチィッ!

 

 

「えっ!?弾いた!?」

 

「このままでは、また内野安打になるでしょうね」

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

「亮子ナイスカバー!」

 

「ノーバンで打球が捕れて良かったね……」

 

亮子さんが上手くカバー出来たようですね。元川越シニアのチームメイト同士、良い連携だったと思います。一ノ瀬さんがそれを狙ってたかというのは、また別の話ですが……。

 

『一ノ瀬選手!バックの助けもあって、10割打者を打ち取りました!!』

 

『仲間との助け合いが良い方向に働きましたね。素晴らしいチームワークです』

 

「そうじゃん!遂に10割打者を打ち取ったよ!」

 

「この県対抗総力戦では打率や防御率の変動がないのでイーディスさんの打率10割が途切れる事はありませんが、それでも埼玉選抜はかなり良い流れを手繰り寄せたでしょう」

 

「埼玉選抜も二巡目に入るし、かなり良い流れだよね!」

 

「そうですね」

 

あとは風薙さんから点を取るだけなのですが、現状それが1番難しい手段なのでしょうね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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