最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 命運を賭けた試合編⑨

『ゲームセット!!』

 

二宮瑞希です。ブラックホールズを相手に、無事勝利する事が出来ました。

 

「むぅ……!」

 

勝利の立役者である武田さんは何やら唸っていました。釈然としない気持ちは理解出来ますが、一旦世界の危機を救った事を安心しても良いと思いますよ?

 

「と、とりあえず試合には勝ったのよね!?」

 

「そうね……。過程はどうあれ、私達はフィクションを越える事が出来たのよ」

 

この微妙な空気を変えるべく、上杉さんとウィラードさんが話題を切り出します。確かにフィクションを超える事には成功しましたが……。

 

(それも朱里さんの魔球と武田さんの魔打法ありきの事……。その上敵の事前情報がなければ、私達は大敗していたでしょう。私達は女子高生で、相手は漫画の主力選手なのですから)

 

「痛い痛い痛い痛い!?」

 

「朱里ちゃん!?」

 

「ど、どうしたの朱里!?」

 

突然朱里さんが痛みでのたうち回りました。端から見れば、かなり異質な光景ですね。

 

「な、なんかよくわからないけど、体中がものすごく痛い!」

 

「痛い痛い痛い痛い!?」

 

「ヨミちゃん!?」

 

「こっちでは武田さんも苦しんでますよ!?」

 

「この2人に共通する事って何……?」

 

武田さんも同様の痛みに悶えているところから、何かしらの共通点があるのでしょう。これが朱里さんだけなら、ただ単にラリっているだけだと思いましたが……。

 

「朱里殿と武田殿はそれぞれ魔球と魔打法を放った……。その副作用だと思えばわかりやすいでござる」

 

静華さんが事の原因を語ります。まぁ朱里さんと武田さんの共通点と言えばそれくらいでしょう。強いて言うなら2人共埼玉県民で、新越谷高校の生徒という点ですね。

 

「静華さんも5年前は同様に?」

 

「左様。5年前は同様に痛みに悶えてたでござるよ」

 

静華さんは魔球と魔打法を同時に扱い、尚且つ5年前に同様にブラックホールズと試合をし、そして同様に痛みに悶えたという……そういう話でした。

 

「…………」

 

「あっ!?」

 

「フィクション達が……」

 

「ブラックホールへと戻っていく……」

 

フィクション達はブラックホールのその先……それぞれの作品に帰ったのでしょう。あるべきところに帰るべきですね。フィクションはフィクションです。

 

「それよりもいつになったらこの痛みはなくなるのーっ!?」

 

武田さんは痛みのあまりに叫び、朱里さんも叫びこそはしませんが痛みで何かを訴えていました。非常にシュールな光景です。

 

更にその傍らで雷轟さんと風薙さんが和解していました。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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