最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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和奈「ば、番外編始まります!」

朱里(相変わらずガチガチだなぁ……)


番外編 清本和奈の洛山生活②

入学式の日になり、入学式も恙無く過ぎて野球部のグラウンドにいます。

 

「1年生の諸君、よく来てくれたな!私の事は大豪月さんと呼びなさい!」

 

「非道で~す。よろしく~」

 

大豪月さんと非道さんが前に立ち、私達1年生は2人の話を聞いている。

 

(入学式の時から思ってたけど、皆大きいなぁ……)

 

私のように推薦で入学している人は少なく、推薦入学している人がいたとしても私よりかは大きい。身長も皆170以上だもんね。

 

「我が洛山高校はとにかく打つ事に特化している。守備なんて二の次だ!!」

 

は、話には聞いてたけど、本当に打撃全振りの野球部なんだね……。

 

「では諸君には1人10球ずつの打撃テストをやってもらう!」

 

(これが前に言ってたテストなのかな……?)

 

私は後ろの方だから、順番も後になるけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1人、また1人とテストが終わっていく。この場の1年生は約50人で5人ずつ行っており、遂に私達の番がきた。

 

「よし、次の5人!」

 

1人の投手から打っていくよくある打撃テストみたい。なんか川越リトルシニアの頃を思い出すなぁ……。

 

「よ、よろしくお願いします!」

 

(コイツ小さいな……。大豪月さん達が言っていた特別推薦の奴か?だがどんな相手でも全力が洛山高校のモットーだ。全力でいかせてもらう!)

 

(え、えっと……。投げられた球を普通に打てば良いんだよね?)

 

投手の投げられた球を私は普通に打ちにいった。

 

 

カキーン!!

 

 

(は……?)

 

「ど、どんどんお願いします!」

 

それからも私は来た球を打ち続けた。

 

(私だって洛山の中では上位に位置する投手だぞ!?それをピンポン球みたいに軽々と場外まで運びやがって……!このチビ何者なんだよ!)

 

 

カキーン!!

 

 

同じ調子で9球連続で打ち続けた。テストの合否はよくわからないけど、これで良いのかな……?

 

「フム……。非道!」

 

「了解で~す」

 

大豪月さんが非道さんを呼び、私の所にやってきた。

 

「清本!最後の1球は私が投げる……。打てるものなら打ってみろ!」

 

大豪月さんがそう言うと周り……特に上級生達が騒然とし始めた。どうしたのかな?

 

(私は瑞希ちゃんや朱里ちゃんと違って野球選手の情報には疎いから、よくわからないよ……)

 

非道さんが付けていた眼帯がモノクルに変わっていた。というか非道さんって捕手だったんだ……。

 

「いくぞ!」

 

「は、はいっ!」

 

大豪月さんから威圧感を感じる……。私なりに迎え撃たなきゃ!

 

「…………!」

 

(清本ちゃんから凄まじい威圧感を感じるね~。大豪月さんに匹敵するか、或いはそれ以上かも~)

 

(ふっ……。やはり本物だったようだな。だが私の球が打てるかどうかは別だぞ!)

 

大豪月さんが振りかぶり投球動作に入る。そこから投げられる球は……。

 

(は、速い!?今まで見た球の中で1番……)

 

でも……捉えられない程じゃない!!

 

 

カキーン!!

 

 

(おお~。これは想定以上だね~)

 

(……今回は私の敗けのようだな。そして決定だ!)

 

う、打っちゃったけど、良かったのかな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これより新入部員の打撃テストを終了する!」

 

「今日のテストでレギュラーになったのは……清本ちゃんだね~」

 

わ、私……?

 

「おめでとう~」

 

「更に清本和奈を我が洛山高校の4番打者に指名する!!」

 

えっ……えっ?

 

「私のストレートを打って、更に場外まで運ばれたんだ……。皆も異論はないだろう!?」

 

大豪月さんの意見に皆が同意していた。私が4番……?

 

(この学校でいきなり4番に昇格……。なんだかやりきった気分)

 

「これからも清本の打撃には期待しているぞ!」

 

「頑張ってね~」

 

「はいっ!」

 

大豪月さんと非道さんの2人に認められたからなのか、皆が私を畏怖の目で見ていた。わ、私悪い人じゃないよ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(確か非道さんから貰ったカードでこの部屋に入室出来るんだよね……?)

 

私は入学式前に非道さんに案内してもらった特別な部屋の前に来ている。

 

(暗証番号を入力して、カードを翳して……っと)

 

大きな扉がゴゴゴという効果音が付きそうな勢いで開く。

 

「あっ、清本ちゃんだ~。今日はお疲れ様~」

 

中には非道さんが寛いでいた。右目には相変わらず眼帯が装備されている。

 

「清本ちゃんが今いるここは所謂VIPルームみたいなものだと思って良いよ~。洛山野球部の1軍でも限られた人しか入れない特別な部屋だからね~」

 

「そ、そんな特別な場所に私が入っちゃっても良いんですか?」

 

「私と大豪月さんが認めた子なら問題ないよ~。この部屋は私と大豪月さんが作った部屋なんだ~」

 

非道さんは中にある備品は好きに使っても良いとも言っていた。

 

(す、凄い。どれも最新式の機材ばっかり……)

 

野球用具はマシンからグラブまで最新式の物ばかりだった。一体いくらお金を費やしているんだろう……。

 

「これからは清本ちゃんもここの住人だよ~。よろしくね~」

 

「はい!」

 

清本和奈、今日から洛山高校野球部で頑張ります!




朱里「入学式が終わったね」

和奈「まさかいきなり4番に抜擢されるなんて思わなかったよ……」

朱里「凄い事だし、誇っても良いんじゃない?」

和奈「そ、そうかな……?」

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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