最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活⑭

先に獄楽島に着いていた大豪月さんと非道さんと合流し、さっきまで2人と話していた人が私達の前に出て喋り始める。

 

「洛山高校の諸君、獄楽島へようこそ!一部を除いた1学年の連中と私は初見なので、軽く紹介しておく」

 

大豪月さんや非道さんのような独特な雰囲気と圧を感じるんだよね。見たところ20代くらいの女性に見えるけど……。

 

「私が貴様達に名乗る名前等ない。とりあえず私の事は社長と呼べ!」

 

なんで社長?何の社長?なんか謎が増えていく一方だよ……。

 

「とりあえず貴様達はあれに着替えて、また海の前に集合だ」

 

そう言って社長が指差した先には……水着?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、着替えたけど……。

 

「水着を着るのなんて学校の授業以来だから、なんか新鮮な気持ちかも……」

 

「今着てる水着はこの合宿でずっと使う事になるから、持って帰っても良いんだって」

 

メアちゃんはそう言ってたけど、本来は合宿の時に必要な荷物に含めておくべきじゃないかな……?

 

「着替えたようだな。では全員船に乗れ!少し行ったところに最初の練習メニューを行う」

 

船に乗って行くみたい。何があるんだろう……?ちなみに大豪月さんと非道さんはその場所まで泳いでた。

 

……で、着いたのが。

 

「ロ、ロープがぶら下がってる……?」

 

「まずはこのぶら下がっているロープに登ってもらう」

 

ロープを登るのって大変そう……。でもやらなきゃだよね?

 

「行こ?和奈ちゃん!」

 

「うん!」

 

(隣にはメアちゃんもいるし、私は1人じゃないんだ……!)

 

部員の皆はスルスルと登っていく。先輩達は既にこれをやった事があるから、手慣れてるなぁ……。でも私と同じ1年生はメアちゃん以外は手間取りながらも、最終的には登り切る。私もちょっとぎこちなかったけど、なんとか登れたよ……。

 

「ふむ……。熱血漢が多い連中なだけに、これくらいなら問題なさそうだな」

 

(あれ?何か違和感があるような……)

 

非道さんが言ってた。ここで行われる合宿は人としての尊厳ギリギリの練習が行われるって……。だとしたらもしかしてここからが本番……?

 

「……ではここからが練習メニューその1だ。両腕でぶら下がり、その体勢で耐え抜くもの……通称鯉のぼりだ。30分間ぶら下がった状態でいてもらうぞ」

 

私達がロープにぶら下がってる状態を宛ら鯉のぼりと名付けられた練習方法。ぶら下がるだけなら一見楽そうに見える。でも……。

 

「ぐっ……!?」

 

時間が経つにつれ1人、また1人の腕が震え始めた。これは相当な筋トレになりそうだよ……。

 

「~~♪」

 

メアちゃんは余裕そうに鼻歌を歌ってた。メアちゃんも何度もやってるって話だし、慣れてるんだろうなぁ……。

 

こうして30分の間、私達はロープにぶら下がり続けた……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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