洛山高校に戻ると、校門前で逆立ちしてる女の子がいた。なんで逆立ちなのかは触れない方が良いのかな……?
「1軍からは貴様が派遣されたのか?」
「そだよー。大豪月さんも非道さんも久し振りだねー」
「古賀ちゃんも元気そうだね~」
「そりゃもう!私は黒獅子重工1軍でも重宝されてるのだー!」
な、なんか大豪月さんと非道さんが古賀さん……?と話してるみたいだけど、2人の知り合いなのかな?だとしたら大豪月さんと非道さんって何者なんだろう?メアちゃんや黒獅子重工との接点も含めて気になるよ……。
「……っと。何人かは知ってるけど、初対面が多いから自己紹介するね。私は古賀いたみ。黒獅子重工から派遣された、ピッカピカの高校1年生!好きなものは超人ライダーシリーズだよ!これからよろしくお願いしますっ!」
逆立ちを止めて、自己紹介をした古賀さん。決めポーズを取ってるところを見ると、相当超人ライダーが好きなのが伺えるね……。
「我々洛山高校野球部は古賀いたみを歓迎する!」
「基本的には黒咲ちゃんと同じように動いてね~。基本的にはコンビで~」
「了解!という事で、これからよろしくねメアちゃん!」
「……こちらこそよろしくね。いたみちゃん」
……?なんかメアちゃんがやりにくそうにしてる?古賀さんが苦手なのかな?
「ふーむ……」
自己紹介が終わった古賀さんは私達を見て回ってる。な、なんだろう……?
「!」
あっ。目が合った……。
「貴女、名前は……?」
古賀さんが私に問いかける。もしかして目を付けられた……?
「き、清本和奈です……」
「成程ねー。和奈ちゃんって呼んで良い?私の事もいたみで良いからさ!」
「う、うん……」
グイグイ来る……。メアちゃんやいずみちゃんにも負けてないかも。
「古賀ちゃんは清本ちゃんを気に入ったみたいだね~。じゃあ黒咲ちゃんと一緒に清本ちゃんの事、お願いね~?」
「了解ー!」
な、なんだかとんでもない事に巻き込まれようとしてるような……そんな感覚に陥りそうなんだよね。気のせいだと良いんだけど……。
「……どういうつもり?」
「にゃはは!怖い顔は止めてよメアちゃん。これから一緒に仕事する仲なんだからさー」
「仕事の事は良いよ。わたしは別にいたみちゃんの事が嫌いな訳じゃないし。でも和奈ちゃんを巻き込むのは駄目だって言いたいの」
「相当気に入ってるんだねー。メアちゃんが気に入るのもわかる気がするよ。私みたいに『改造』されてないのに、常人ではありえないパワーを和奈ちゃんから感じるもん」
「……純粋なトレーニングを続けてきた結果なんだろうね。『幸せ草』の摂取反応すら見当たらなかったくらいにはたぶん和奈ちゃんは真面目で直向きなんだよ」
「……そんな和奈ちゃんを私達の仕事に巻き込むのは気が引ける……か。確かに和奈ちゃんには汚れてほしくないからねー。だからこそ名瀬ちゃんじゃなくて、私が派遣されたんだろうし」
「とにかくわたし達は極力和奈ちゃんにこっち側へと来させない事。これは非道さんたってのお願いでもあるんだから……」
「うん。話はわかったよ。それで表向きにはメアちゃんと同じようにすれば良いんだよね?」
「一応ね」
「あーあ。私も高校野球の大会に参加したかったなー!」
「……仕方ないよ。わたし達は『普通じゃない』んだから」
「『裏野球大会』や『ベースボールフェスティバル』みたいな怪しげなイベントなら参加許可があるのに、『普通の大会』には出られないなんて、不公平だよ」
「……もし出たいなら、わたしの方から非道さんに訊いとこうか?」
「本当に!?」
「まぁ秋以降にはなるだろうけど……」
「やった!楽しみだなー」
「まだ確定してないんだけど……」
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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