最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活28

今日から夏の大会。高校生になって初めての大会だから、ちょっと緊張……。

 

「緊張してるの?」

 

「ちょっとね……。でも楽しみな気持ちもあるんだよ」

 

緊張はするけど、私の隣にはメアちゃんといたみちゃんがいる……。だから心強いんだよね。

 

「あーあ。私も試合出たかったなー」

 

「いたみちゃん、わたし達は一応マネージャーとして来てるからね?」

 

試合に出たかったとぶー垂れてるいたみちゃん。いたみちゃんとメアちゃんは出たらパワーバランスが崩れるから必要ないって大豪月さんが言ってた。豪快な性格だけど、意外とフェミニストなんだね……。

 

「まぁないとは思うけど、黒咲ちゃんと古賀ちゃんには緊急で出てもらうかも知れないから、念の為に背番号は渡してるよ~」

 

非道さんが言う緊急用として、2人には19番と20番の背番号を渡してる。だから洛山高校は他よりも選手が2人少ない状態なんだよね……。

 

「それってビハインドのピンチで代打の切り札……的なやつかな?」

 

「合ってるけど、2人が出る時は『対戦相手に2人と同等の存在がいる時』だから、基本的には出番はないと思ってね~?」

 

……?どういう意味なんだろう?ビハインドのピンチはわかるけど、メアちゃんといたみちゃんと同等の存在って……?

 

「……それじゃ、実質出番なしじゃん!」

 

「まぁそうなるね~」

 

「それにわたしみたいなのがそんなポンポンと出てたら、困るでしょ。5年前みたいな事になっちゃうよ?」

 

「私とメアちゃんが試合に出る事そのものがカタストロフと同じ現象って事!?」

 

う~ん。話に着いて行けない……。色々と気になる単語が続出しちゃってるよ。5年前?カタストロフ?

 

「フン。2人少ない程度などハンデにすらならん!我が圧倒的な力で蹴散らしてくれるわ!」

 

「そうですね~」

 

そんなこんなで、夏の大会が始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして試合会場。選手行進や選手宣誓が終わり、いよいよ試合だ。

 

「今日の対戦相手だけど……」

 

「データなど必要ない。初戦はこの私が投げて、勢いを付けようではないか!行くぞ非道!」

 

「了解で~す」

 

相手の分析をしようとしてたメアちゃんを遮り、大豪月さんが非道さんを連れて投球練習に行った。

 

「大豪月さんが投げるのか……。こりゃ相手はヒット1本も打てそうもないね」

 

「えー?京都予選ってそんなにレベル低いのー?」

 

いたみちゃんがそう言うけど、私も同意見だ。もしかして完全試合狙ってるのかな?

 

「少なくとも今日の相手じゃ、黛センパイでも完封出来ちゃう……いや、味方のエラーを含めると無理そう……?まぁとにかく大豪月さんが投げるのに値しないところだよ」

 

「そ、そうなんだ……」

 

「それに打線の方も4回コールドになるよ。なんせ洛山高校野球部は全国一の打力を持ってるんだからね」

 

4回コールドって事は少なくとも10点以上は取るって事だよね?

 

「そしてわたし達は先攻だから今からやるのは試合じゃなくて、一方的な虐殺だよ。正直対戦相手に同情しちゃうね。」

 

しれっとそう言ったメアちゃん。そんなに酷い試合になるんだ……。怖くもあり、ちょっと楽しみでもあるよ。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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