最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活34

「ふぅ……」

 

あの後川越シニアに寄って帰ったから、遅くなっちゃった……。でも色々と充実したし、収穫もあったから、来て良かったよ。

 

「おかえりー。遅かったね?」

 

「色々寄るところがあったから、遅くなっちゃった……」

 

寮に戻ると、メアちゃんといたみちゃんがテレビゲームをしてた。この部屋にテレビゲームはなかったと思うけど、どこから持って来たんだろ……?

 

「このゲームはいたみちゃんの私物だよ」

 

「そうなの?」

 

まぁメアちゃんがゲームをやる印象もなかったし、私もテレビゲームはあんまりしないから、消去法になるよね。そういえば洛山の先輩達ってこういうゲームとかするのかな……?

 

「そうだよー。息抜きが出来そうなものがこの部屋になかったみたいだし、和奈ちゃんさえ良ければ、これあげるよ」

 

いたみちゃんはテレビゲームをテレビ毎私にあげるって言ってきた。

 

「えっ?い、良いの……?」

 

「良いよー。コントローラーも4人分あげるし、私も遊ぶからね」

 

い、良いのかな……?なんだか罪悪感が凄いんだけど……。

 

「それにこれは布教活動も兼ねてるし……」

 

……?なんかいたみちゃんがボソッと言ってたけど、なんだったんだろう?

 

「さっ!和奈ちゃんもやろやろ!」

 

「う、うん……?」

 

2人がやってたゲームは大乱闘。かなりの熱戦だったみたいだけど、そこに私が割り込んでも良いのかな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……という息抜きから3日後。今日は試合の日だ。

 

「今日は私は投げないが、決して勝てぬ相手ではない……。初戦のようにはいかないとしても、我々洛山はどんな相手でも打ち勝つ事を忘れるな!」

 

『おおっ!!』

 

「相変わらず体育会系を越えた暑苦し系だね……」

 

「まぁまぁ。こういうのは私も嫌いじゃないよ!」

 

メアちゃんは洛山のノリに辟易していて、いたみちゃんはノリノリみたい。私はその中間なのかな……?

 

「……という訳で非道、連中の指揮は頼んだぞ!」

 

「了解で~す」

 

そう言って大豪月さんはどこかに行ってしまった。これから試合なのに、どこに行くんだろう……?

 

「じゃあ行こっか~。洛山の勝利をもぎ取りに~」

 

『おおっ!!』

 

そんな気合いと共に試合は始まるんだけど……。

 

 

ポロッ。

 

 

打球が飛び交う度にエラーが起こるんだよね。大豪月さんが投げないと、洛山の守備力と捕球力の低さが露呈しちゃう……。

 

『アウト!チェンジ!!』

 

1回表終了。この回だけで10エラーと6失点……。この区域には魔物でも住んでるの……?

 

「まぁ清本ちゃんの気掛かりも直に解決すると思うよ~。3年生の引退後に備えた人員補充も完璧だしね~」

 

という非道さんの言葉は楽観的なのに、どこか頼もしさを覚える。こういう人が人の上に立つんだろうね……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゲームセット!!』

 

試合結果は6対18。4回コールドで私達の勝利。エラーも2回以降は0だったし、初回のエラー祭りは本当に魔物の存在を疑うレベルだよ……。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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