最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活53

2回表。4番の雷轟さんの打順だけど……。

 

『ボール!フォアボール!!』

 

四球によって歩かされる。これってもしかして……?

 

「園川程の投手が歩かせる……となると、相当雷轟を警戒しているみたいだな」

 

「そうですね。雷轟さんがそれ程の強打者……という事でしょう」

 

今瑞希ちゃんと神童さんが話してる事以外にも多分もう1つ雷轟さんが歩かされた理由がある。瑞希ちゃんの方はそれを知っていて会話をしているようにも見えるけど……?

 

「フン!敬遠等という狡い真似は私ならせぬがな!」

 

「大豪月さんは正義学園の野球スタイルばりに正々堂々ですもんね~」

 

「せ、正義学園……?」

 

「な、名前からして堂々としてそう……」

 

非道さんから聞き慣れない単語が飛び交った。そんな名前の高校があるんだね……。

 

「正義学園は20年程前までは愛知県の全国常連校でしたが、今は地区中堅くらいに落ち着いています」

 

「あー、だから名前に馴染みがないのかな……?」

 

「瑞希ちゃんってそこまで調べてるんだね……」

 

瑞希ちゃんってもしかして野球部がある高校を全部調べてるのかな……?

 

『アウト!』

 

話している間にツーアウト。またしてもショートゴロに終わったみたい。

 

「サード寄りの打球なのに、ショートが処理するのか……」

 

「その方が確実……だからでしょうね」

 

三森姉妹が二遊間を守ってると、ファーストとサードは外野寄りに守る事が出来るんだよね。それがあの姉妹を獲得した最大のメリットだと思う。

 

「三森姉妹の連携、高校に入ってから更に成長していますね」

 

「あの3人自体も別に悪い人間……って訳でもないもんね。チーム全体からも信用されているっぽいし」

 

確かに……。余程信頼されてないと、あのように奔放な動きは出来ないと思う。あれくらい自由に動けるのは多分他だと静華ちゃんくらいしか知らないよ。そういえば……。

 

「いずみちゃんって3姉妹と仲良いの?」

 

「アタシは友達だと思ってるよ。中学ではそこそこ一緒に遊んでたし、特に夕香とは結構趣味が合ったりするんだよね☆今でもメールとか結構してるし」

 

「相変わらずいずみちゃんはコミュ力高いね……」

 

今いずみちゃんは東京の高校に通ってる筈なのに……。

 

「まぁでも野球の話とかはしなかったからね~。だからアタシもこういう事態を知らなかった訳だけど……」

 

「そうなんだ……」

 

いずみちゃんのコミュニケーション能力の高さには脱帽しちゃうよ……。

 

「まぁ私達ならあんな守備なんて関係ないけどな!」

 

「ホームランを撃てば解決ですもんね~」

 

「おまえ達はそうだろうな……」

 

洛山の打力の高さだと最終的にそういう結論になるのかな?

 

「でもこうなるといよいよ1点もあげられないよね」

 

「それはお互いそう思っていそうですが……」

 

新越谷からしても、美園学院からしても、1点重く見なきゃだから、守備にも打撃にも相当神経を割かなきゃいけない……。結構苦しい試合になりそうだね。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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