最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 二宮瑞希の白糸台生活 夏大会編 1年目 24

二宮瑞希です。本日は白糸台高校野球部の公式戦……準々決勝が行われます。

 

先発投手は神童さんで、私も9番で出ている訳ですが……。

 

『ゲームセット!!』

 

この試合は4回コールドですね。スコアは11対0……。

 

「お疲れ」

 

「お疲れ様です」

 

試合が終わった後、私は球場の外で神童さんと話をしています。

 

「やはり神童さんが投げる試合は選手全員の力が違う気がしますね」

 

「そうか?私はいつも通り投げただけなんだが……」

 

「その結果があのスコアですか……」

 

「打線が奮ったよな」

 

そう言っている神童さんも3安打2打点ですが……。

 

「まぁウチの野手陣に関してはもう言う事はないだろう。それよりも投手陣だが……」

 

「神童さん以外の人達は終盤に崩れる事が多いです」

 

「そうだよなぁ……。二宮のリードのお陰である程度マシにはなってきてはいるんだが……」

 

「捕手のリードだけでは誤魔化すのが限界ですね。根本的な部分は当人達次第になります」

 

ここまで来ると、リードだけでは介入が出来ません。次期エース候補の新井さんが1番テコ入れしやすいのですが……。

 

「……じゃあ次の準決勝は新井に任せてみるか」

 

「まぁローテーション的にはそれが無難ですか」

 

準決勝では新井さんが投げる事に決まりました。

 

「しかし新越谷と柳大川越の熱戦を見ると、ウチの地区の大会がなんだか物足りなくなってくるな……」

 

神童さんはクールな印象がありますが、試合観戦をしていると熱い一面が見られるんですよね。特に投手戦が好みだそうです。

 

「新越谷と白糸台では環境に差があるので、仕方ないのではないですか?」

 

「それを言ってしまわれるとそこまでだな。しかし今の白糸台に期待が大きく乗り過ぎているのもまた事実だ」

 

「常勝強豪故ですね」

 

春夏5連覇が達成されるかどうか……というのが今の白糸台の現状です。逆に言えば、悪くてもその手前……全国決勝戦進出が端から決まっている印象すらあります。

 

「後輩達に余り良い教育にもならないし、手頃なところで負けた方が良いのかも知れないな。無論全力は尽くすが……」

 

「……そうなのかも知れませんね」

 

神童さんの言っている事は私にも少なからず共感出来る部分があります。川越シニアが渋谷シニアを破ったあの日から……ずっと今の白糸台と近い現状にあります。

 

「さて……。そろそろ皆の所に戻るか。クールダウンもある程度済ませた事だしな」

 

「そうですね」

 

ちなみに今までの会話は全てクールダウンのキャッチボールをしながら行っています。

 

(今の白糸台に勝つチームが現れて初めて白糸台のこれからが見えてくるのでしょうね)

 

そして白糸台に脅威を与えそうな高校が白糸台を打ち破る事を、今の私達は期待しているのかも知れません。

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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