私達洛山野球部は幾多の高校との激戦を勝ち上がり、ベスト8まで辿り着いた。しかも……。
「今日の相手は埼玉の新越谷高校だ!」
「私達が先んじて新越谷と試合したけど、かなり手強かったからね~。心して掛かるんだよ~」
『押忍っ!!』
新越谷……。朱里ちゃんを中心とした数人を筆頭に、周りの選手にも火が点く影響型のチームだと思ってるけど、意外性や味方のエラーにも気を付けていきたいね。
「我が宿敵の白糸台は一足早く準決勝への進出を決めている……。この試合に勝ち、白糸台にもリベンジを果たすつもりで挑んでていけ!」
『押忍っ!!』
2年生と3年生にとっては次の準決勝に当たる白糸台こそが因縁の相手になるんだ……。私も打撃や守備で、その助けになれたら良いなぁ。
「黛!」
「は、はいっ!?」
「今日の試合では先発投手を任せる!味方のエラー等は気にせず、己の力と非道のリードを信じて投げろ!」
「は、はい!」
今日の試合は黛さんの公式戦初登坂……。私が黛さんの立場だったらきっとガチガチになってたよ……。
「良い返事だ。私の後釜になるのだから、堂々と投げれば良い。では行くぞ!」
遂に……新越谷との試合が始まる。練習試合なんかじゃない、負けたら終わりの公式戦が……!
そして整列前の顔合わせ。
「フハハハ!待っていたぞ新越谷!!」
「今日はよろしくお願いしま~す」
「この準々決勝で我々が勝利して、今度こそ忌々しい神童を倒してやる!!」
この試合の勝者が洛山の因縁の相手で、しかも瑞希ちゃんがいる白糸台……。絶対的エースの神童さんも合わせてきっと歴代最強のチームに仕上がってるんだろうな……。
「……私達だって負けませんよ」
「今度も打ちますよーっ!」
朱里ちゃんも雷轟さんも闘志を剥き出しにしてる。雷轟さんはともかく、普段はクールで冷静な朱里ちゃんが闘志を燃やしてるって貴重なワンシーンだよね……。
「威勢が良くて結構!だが私の前に相手してもらう奴がいるがな!!」
「それって……?」
今日の先発は黛さん。そして私達のオーダーは……。
1番 センター 葉山さん
2番 ショート 実渕さん
3番 キャッチャー 非道さん
4番 ファースト 私
5番 レフト 大豪月さん
6番 サード 根武谷さん
7番 ピッチャー 黛さん
8番 セカンド 樋口さん
9番 ライト 伊藤さん
……となっている。3年生3人と、2年生5人に、私が加わった形になるこのオーダーがベストナインだと大豪月さんは言ってた。
(でもメアちゃんといたみちゃんがもし選手として起用出来たら、間違いなくスタメンに入ってただろうなぁ……)
多分秋になったら、非道さん達が言ってた例の2人が3年生の代わりを担う事になると思う。でも今はそんな事よりも目の前の試合に集中しよう……!
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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