最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活87

2回表。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

先頭の大星さんを3球三振。様々な球を使い分ける朱里ちゃんはまさに変幻自在って言葉が似合うよね。

 

「これで4者連続三振か……。中々やるではないか」

 

「元々朱里ちゃんは三振を取るタイプの投手ですから。県大会の準決勝もアウトは全部三振だったし……」

 

もっと言うなら、リトルシニア時代から朱里ちゃんの奪三振率は総合1位。リトル時代とシニア時代ではガラッと投球内容が変わってるのに、三振を取っていくのには変わりないんだよね。

 

「大星ちゃんも早川ちゃんの投げるなんちゃってストレートの後に投げられた本気のストレートには着いていけなかったみたいだね~」

 

「初見だと難しいですが、慣れればそんなに難しい球じゃないと思いますよ。私でも打てるくらいなので……」

 

瑞希ちゃんとか亮子ちゃんも朱里ちゃんの球は打てるから、当てるだけなら実はそんなに難しくないんだよね……。

 

「いやいや、清本ちゃんを基準にしたらダメでしょ~」

 

「ひ、酷い……」

 

私そんなに異常じゃないもん。異常じゃない……よね?

 

「次は神童の打席だな」

 

「神童さんも決して楽な打者じゃないですからね~」

 

そういえば前に新越谷で混合チームを組んで試合した時は朱里ちゃんからホームランを打ってたね。じゃあ朱里ちゃんにとってはリベンジマッチって事になるかな?

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

「初球から打ってきましたね~」

 

「神童は見送りが多い打者だが、早川は以前に対戦した経験があるからな。今は好球必打なのだろう」

 

朱里ちゃんからホームランを打った時も、何球か見送っていたっけ……。三森3姉妹の末っ子さんと同じスタイルなのかな?

 

 

カンッ!

 

 

『ファール!』

 

2球目もファール。朱里ちゃんの球に完全に着いて行ってるね。

 

「ほう?神童が追い詰めに行っているのにも関わらず、早川の目はむしろ燃えてるように見えるな」

 

「まぁ追い込んでいるのはお互い様ですからね~」

 

朱里ちゃん的には3球勝負にしたい筈。だからここで投げるのは変化の大きい球……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

フォークボール……!不意を突いた形だけど、三振は三振だよね。

 

「まさか神童までも三振させるとはな。不意を突いたとはいえ中々出来る事じゃないぞ」

 

「そうなんですか?」

 

「ウム、白糸台で1番警戒しなければならない打者は大星でも新井でもない……。神童だからな」

 

私視点ではそれに加えて瑞希ちゃんが警戒打者に加わりそう……。

 

「打率そのものは控えめですけど、それは相手投手の投げる球を把握させる為でもありますからね~」

 

「瑞希ちゃんみたいなタイプなんですね……」

 

もしかして神童さんと瑞希ちゃんって滅茶苦茶相性良い?朱里ちゃんと組んだ時みたいに……。

 

「確かに二宮ちゃんとは相性良さげだね~」

 

「昨年まで神童と組んでいた弘世とかいう捕手よりもバッテリーとしての相性は良いだろうな。つまり神童にとっても二宮は理想の捕手という訳だ!」

 

確かに瑞希ちゃんって捕手の理想が多く詰め込まれているよね。肩が若干弱いって本人が言ってたから、それさえ克服すれば完全無欠になるんじゃ……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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