最強のスラッガーを目指して!【本編完結】   作:銅英雄

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番外編 清本和奈の洛山生活113

獄楽島での強化合宿が終わり翌日。今日は秋大会の初戦なんだけど……。

 

「皆ぐったりしてるね」

 

「まぁ前日までキツい練習してたんだし、仕方ないんじゃないかな?」

 

ほとんどの人達がとても疲れていた。せめて2日前に帰宅だったら、皆の疲れもなかったのかなぁ……?

 

「元気なのは和奈ちゃんと非道さんと黛さんくらいかぁ~」

 

「2年生の人達も屍みたいになってるもんね」

 

「こ、こんな調子じゃ、私達もまだまだね……」

 

「そう、だね……」

 

シルエスカ姉妹の場合は獄楽島に来るの初めてだし、仕方ないと思うけど……。

 

「その点和奈ちゃんは流石だね!」

 

「あはは……。私に慣れちゃったから……」

 

もし獄楽島に訪れたのが初めてだったら、私も皆のように……もしかしたらそれ以上に酷かったかも……。

 

「ひ、非道さん。どうしましょうか……?」

 

「ん~?特に問題ないんじゃないかな~。この子達なら、後半には巻き返せると思うよ~?」

 

試合の後半になったら皆は気を取り直せると非道さんは言ってるけど、大丈夫なのかなぁ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで試合が始まった訳だけど……。

 

 

9-2

 

 

今は5回裏時点でこんな感じ。ちなみに私達が2点の方なんだよね……。

 

「…………」

 

(く、空気が重いよ……)

 

この回で点を取れなきゃ、私達がコールド負けしちゃうよ……。

 

「…………」

 

非道さんなんか笑顔だけど、無言なんだもん。こんな非道さん初めて見た……。

 

「ありゃ?これは不味いんじゃない?」

 

「不調を言い訳にしてる訳じゃないのは確かだね。こっちの得点も和奈ちゃんのホームラン2本だけだし……」

 

メアちゃんといたみちゃんが冷静に試合状況を分析してるけど、私達は今かなり窮地に追いやられているよ……。

 

「……この回は何番からだっけ~?」

 

「え、えっと、7番から、ですね……」

 

非道さんの質問に答えたのは黛さん。黛さんも非道さんの圧に気圧されている容認見える。私も今の非道さんは少し怖いし……。いつも通りなのはメアちゃんといたみちゃんくらいだよ。

 

「じゃあこの回でコールド勝ちを狙おっか~」

 

『えっ!?』

 

「わお!」

 

「あはっ☆」

 

非道さんの衝撃発言に私を含めたほとんど全員が驚きの声をあげて、いたみちゃんが非道さんを期待するような目で見て、メアちゃんが楽しそうに笑っていた。

 

(こ、この回でコールド勝ちって事は、14点取らなきゃいけないって事だよね……?)

 

夏大会の初戦は3回で35点取ったけど、あれは意図して取ったものじゃないと思うし……

 

「もしもこの回でコールド勝ちに出来なきゃ……わかってるよね~?」

 

『お、押忍っ!!』

 

結果として皆に気合いが入ったけど、本当に大丈夫なのかな……?

金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?

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