二宮瑞希です。本日は埼玉県大会の決勝戦……新越谷と美園学院の試合が行われます。
球場に向かう途中で和奈さんにも会ったのですが……。
「春以来だな大豪月」
「我が宿敵の神童ではないか!」
神童さんと洛山高校の大豪月さんが何やは睨み合っています。和奈さんはその光景を見てはオロオロとし、大豪月さんの側近的存在の非道さんはニコニコしながら2人のいがみ合いを見ています。
「おまえ達も新越谷の試合を観に来たのか?」
「フン!新越谷には我が洛山高校の清本が世話になった奴がいるそうだな!他にも優秀そうな奴がいれば、スカウトするという目的もある」
「スカウト……。おまえと非道が進学予定の仏契大学に誘うつもりか?」
「お眼鏡に叶う奴がいれば……な」
どうやら大豪月さん達はスカウト目的もあるそうです。
「そろそろ試合が始まりますよ~?」
「ム?もうそんな時間か。行くぞ非道、清本!応援席が我々を待っている!」
「はーい」
「は、はいっ!」
大豪月さんに連れられて、和奈さんと非道さんが先行して行きました。
「……私達も行こうか」
「そうですね」
いずみさんが先に着いているみたいですし、あの3人もそこに向かうでしょう。
球場に到着するといずみさんが既にいるのですが、萎縮している様子ですね。まぁ大豪月さんも、非道さんも、神童さんも威圧感がありますので、無理もないですね……。
『プレイボール!!』
「いよいよ始まりましたか……」
「今更だけど、私達……練習そっちのけで朱里ちゃん達の試合を観に来てるんだよね……」
白糸台は1軍が自由練習ですし、洛山も似たようなものだと聞いていますし、これ等に関しては私達の方が異常でしょう。
「やー、気にしたら負けだと思うよ。それよりも……」
「どうかしましたかいずみさん?」
「そっちは連れて来たんだ……って思ってね」
いずみさんの目線は和奈さんの右にいる大豪月さんと非道さん。2人共かなり大柄で、いずみさんでさえ身長差20センチ以上あります。
「ああ、私達の事は気にしないでくれ」
「そうそう!可愛い後輩のライバル達が活躍する姿をこの目で焼き付けておかないとな!!」
「まぁそういう訳だからよろしく~」
「え、えっと……。確かいずみちゃんは初めてだったよね?私の隣にいる2人は……」
「私の事は大豪月さんと呼びなさい!そして私の隣にいるのは相棒の……」
「非道で~す。よろしく~」
「まさか大豪月達がわざわざ埼玉まで他校の試合観戦に来るとはな?今日は確か京都予選の決勝だった筈だが……?」
そういえば洛山高校は今日決勝戦でしたね。普通は主力3人が抜けては予選突破が困難なのですが……。
「そう言う神童だって来てるではないか。うちの4番と白糸台の不動のエースが興味を示しているチーム……。そして今日はそんなチームの決勝戦だからな!試合をブッチしてでも観に行くさ!」
「あっ、試合結果きましたよ~。18対6で私達洛山が全国の切符を入手しました~」
やはり洛山高校は打力が尋常じゃないですね。この3人抜きでも18点も取れるとは……。
「ウム!やはり私達がいなくても問題なかったな!!」
「あはは……」
「……洛山って荒いチームだね~」
「今日の試合も和奈さん、大豪月さん、非道さんの主力3人が抜けても全国出場が容易いチームになっています」
「うちも洛山には苦しめられたからな」
白糸台と洛山は2年の縁があります。これからもこの二校の縁は続いていくのでしょうか?
「洛山が2年連続ベスト4止まりなのは白糸台が準決勝で私達の進撃を阻むからだ!点も2、3点しか取れないし、練習試合ですらも打てないし!」
「今年は負けませんよ~?」
「望むところだ」
「私達白糸台も負けません」
「おーい……。新越谷の試合とっくに始まってるよ~?」
「火花バチバチだね……」
私も神童さんに便乗して洛山高校にライバル視しておきましょう。
金原いずみの藤和生活……(藤和高校野球部の登場人物は全てオリキャラ及び他作品キャラになります)見たい?
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